言語が進化したことと引き換えに人間が退化したことについて

今日の人間社会におけるカルチャー (culture) の文脈は、一言で言うとネイチャー (nature) を凌駕しようという試み。これが何によってもたらされたかというと、言語に他ならない。

自然に属するあらゆる生命の中で、唯一人間だけが使用する言語とは一体何なのか?という疑問に対するヒントの一つは、人間が言語を使うようになって以降、言語は進化を続け、人間は生物として退化を続けているということ。言語の発展と人間の身体能力は反比例の関係にある。

人間は言語を操るが故に霊長類だと私たちは教えられてきたが、言語の発展と人間の身体能力が反比例の関係にあるのなら、むしろ人間が言語に操られてきたのではないか。少なくとも、これまでに進化したのは言語であって人間ではない。そしてこれより先、コンピューターの人間の脳を遥かに凌駕した言語蓄積力、言語処理能力があれば、更なる言語の発展はもはや人間を必要としないだろう。

言語が人間を必要としなくなった時、言語による支配から人間は解き放たれるのだろうか。

この宇宙に言語なるものが存在する不思議を改めて思う。

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