「カタログをウェブにリプレースする、は完璧に間違いでした」

単純にWeb化すれば良いもんじゃない

「カタログをウエブにリプレースする、は完璧に間違いでした」とはセシール・ディノスのCECO(Chief e-Commerce Officer)の石川森生さんの言葉。単純に紙のカタログをWeb化すれば色々な問題が片付くだろうと当初考えられていたようだ。

紙のカタログの良い点は何と言っても、ページをめくるワクワク感にあると思う。1ページ1ページめくりながら商品を探すのもよし、バーッとめくって好きなものがありそうなところを探すのもよし。このランダムアクセス感はWebやアプリでは再現できないと思う。カタログショッピングは、買いたいものが明確でなくてもパラパラとめくっていくうちに欲しいものが出てくる不思議なメディアだ。この軽快さがなぜかWebには無い。そもそもWebは「検索」には強いが「ザッピング」には向かないそんなところも影響しているのだろうか。このあたりは、AmazonがAIを駆使して解決してくれそうな気もしないでもない。

結局のところ、紙でやれることは紙でやり、WebでやれることはWebでやりスマホアプリでやれることはスマホアプリでやり、それぞれ、違ったおもてなしの仕方をやって、それに合うお客様に利用していただくのが一番良いのではないかと思う。このあたりがUXの面白いところであろう。最終的にはお客様に心地よく買い物をしていただければいいので色んなチャンネルがあるべき。

経営陣としては、Web化で経費が削減できるかと思ったかもしれないけど、蓋を開けたらチャンネルが増えただけだったということになっている。未来のためにこのチャンネルをちゃんと育てられるかの手腕が問われているのかもしれない。

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