マーケティング嫌い

売らんかな主義に陥らないために

実は、大学のときにマーケティングを喜々として勉強をしていたのですよ。バブルが弾けて間もなくの頃ではあったけど、マーケッターはキラキラして見えていたんです。本気でマーケッターになろうと一生懸命に市場分析とかしていた。でも、デザインの仕事をしているうちになんとなく嫌いになった。理由はあまりはっきりしない。

マーケティング主導のプロジェクトとか見るとモノづくりの視点に立っていないものが多いように思う。「良いものを創ろう」ではなく、「売れるものを作ろう」的な姿勢が気持ちが悪いというかなんというか。

マーケティングはあくまでも道具であって、その道具を使う前に、「なぜつくるのか?」「何を伝えたいのか?」みたいな信念や思想が必要だと思っている。自分たちが「良い」と思うものと、顧客が欲しいものがずれていては仕方がないので、マーケティング手法を用いて顧客に寄り添った「良い」ものをつくるのが企業活動の中心であるべきだとも自分は考えている。

また、マーケティングの恐ろしいところは、流行りモノをすぐに取り入れて◯◯◯◯マーケティングにしてしまい時代趨勢に合わせて進化するところ。貪欲と言うかマーケティング自体がマーケティング的に成長しているから仕方がないのだろう。マーケティングはいつもそうやってメインストリームに躍り出ようとしている。

今の仕事場だと、上司がバリバリのマーケッターのため、マーケティング主導でいろんなことが決められていく。仕事になってしまっては、好き嫌いは言ってられないので、ドラッカーの

マーケティングの理想は、販売を不要にすることである

を胸に、マーケティングそのものを無くせるようにマーケティングを一から学び直している。がんばるぞ~。

糸井重里の書いた本の一節に

マーケティングがまるで、「物質には引力がある」というのと同じような「科学」として語られているのを見ると、ちょっとそれは違うんじゃないのと思います。

というのを今日見つけて、似たように思っている人がいるものだなと、思いこの記事を書いた次第。

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