原爆の動画を見て思う
最近、原爆実験の動画がYoutubeに公開された。原爆の写真は結構見てきたけど、爆発の瞬間からきのこ雲までの一部始終を動画を見るというのは初めての体験だ。
初めて見る光景には、本当に禍々しさを感じる。しかし、同時に不謹慎にも「神々しさ」や「美しさ」すら感じるのはなぜだろうか。小さな太陽が生まれでてくるような感じすらする。もし、本物を見ることがあったら感動すらしてしまうかもしれない。
大量破壊兵器としては、最高レベルの兵器原爆。そしていま、日本は北朝鮮のミサイルの標的になっている。いつ核を搭載したミサイルが飛んできても不思議ではない状況でもある。そんな状況下でこの動画を淡々と見る。どちらも現実に起きていることには変わりないのだが、どこかフィクションじみているように感じてしまうのはなぜだろう。映画の一場面でも見ているような感覚。自分ごとでない感覚。
そんな風に思うのは、北朝鮮も原爆も自分の生活からはあまりにも遠すぎる存在として扱っているからだろうか。想像力の欠如からくる自覚のなさだろうか。平和ボケの世の中にいすぎてそんなこと無いと思っているからだろうか。いろいろ考えるけど、今ある危機に対処できない自分にモヤモヤする。