野心家じゃなくても退屈は嫌だ
「左ききのエレン」最新話を読んで活字中毒者が考えたこと
ウェブ漫画「facebookポリス」で話題の漫画家、かっぴーさんの「左ききのエレン」。
私はかっぴーさんのデビュー当時からのファンです。
短編エレンには号泣させられました。
長編へと生まれ変わったエレンは、毎週の楽しみになっています。
かっぴーさんの作品には、短いストーリーの中にも、必ずぐさりと刺さるエピソードや言葉が仕込んであって、本当にすごいと思います。
例えば、最新話のこんなセリフ。
「何かにならなきゃ」左ききのエレン|第6話 | 左ききのエレン | かっぴー | cakes(ケイクス)
「言えば? 私が"横浜のバスキア"だってーー」 放課後の学校で、はじめて言葉を交わした光一とエレン。無自覚なままに光一は、エレン、そしてさゆりの未来を、少しずつ変えていくーー。…cakes.mu
「言えば? 私が"横浜のバスキア"だってーー」 放課後の学校で、はじめて言葉を交わした光一とエレン。無自覚なままに光一は、エレン、そしてさゆりの未来を、少しずつ変えていくーー。…cakes.mu
「俺は何かになるんだ。何かにならなきゃ、退屈で生きていけねえよ!」
主人公は美大生ですが、野心家じゃなくても、身につまされる人は多いのではないでしょうか。誰だって退屈は嫌いです。
私はこんな風に思いました。
退屈な日常を変えるには、夢を追うだけじゃなく、もうひとつ、簡単な方法がある。
それは本を読むことです。
物語に没頭することです。
物語を楽しむ能力は、人生をきっとバラ色に変えてくれる。私は手近に本さえあれば、退屈を意識したことがほとんどありません。
でも、こうも思いました。
この先きっと、日本のデザイン界を変えていくだろう、この主人公が、身の丈をわきまえ、ギャラリー側にまわってしまったら。
それは勿体ない選択ですよね。
今は若くて自分の成功しかイメージできていない主人公ですが、彼は、世の中を良く変化させる力を持っていて、その能力は名があがるごとに高まるはずだからです。
続きがとても楽しみです。