野心家じゃなくても退屈は嫌だ

「左ききのエレン」最新話を読んで活字中毒者が考えたこと

ウェブ漫画「facebookポリス」で話題の漫画家、かっぴーさんの「左ききのエレン」。

私はかっぴーさんのデビュー当時からのファンです。

短編エレンには号泣させられました。

長編へと生まれ変わったエレンは、毎週の楽しみになっています。

かっぴーさんの作品には、短いストーリーの中にも、必ずぐさりと刺さるエピソードや言葉が仕込んであって、本当にすごいと思います。

例えば、最新話のこんなセリフ。

「俺は何かになるんだ。何かにならなきゃ、退屈で生きていけねえよ!」

主人公は美大生ですが、野心家じゃなくても、身につまされる人は多いのではないでしょうか。誰だって退屈は嫌いです。

私はこんな風に思いました。

退屈な日常を変えるには、夢を追うだけじゃなく、もうひとつ、簡単な方法がある。

それは本を読むことです。

物語に没頭することです。

物語を楽しむ能力は、人生をきっとバラ色に変えてくれる。私は手近に本さえあれば、退屈を意識したことがほとんどありません。

でも、こうも思いました。

この先きっと、日本のデザイン界を変えていくだろう、この主人公が、身の丈をわきまえ、ギャラリー側にまわってしまったら。

それは勿体ない選択ですよね。

今は若くて自分の成功しかイメージできていない主人公ですが、彼は、世の中を良く変化させる力を持っていて、その能力は名があがるごとに高まるはずだからです。

続きがとても楽しみです。