TL;DR
タイトルの通りです。給料上がんねーから 2019/1/31 付でドワンゴ辞めます
本文
入社に至った経緯
ドワンゴには2016新卒で入社して2年10ヶ月在籍していたことになります。入社を決めた経緯としては
- 就職活動の時期に暇だったので
Erlang
を触り始めていた - デブサミでちょうどドワンゴの中の人が配信基盤を
Erlang
で書き直してることを話してた - 研究室の先輩が何人か居た
上記のような理由で仕事で Erlang
を書くのはけっこう楽しそうだと思ったので入社することを決めました。実際にエントリーシートの志望動機には「Erlang
で仕事したい」とだけ書いた記憶があります
入社後は新卒研修を終えてから無事希望していた DMC チームに配属されました。転部等もなく退職まで DMC チームに所属して多少飽きが来る程度には Erlang
を書くことができたので入社した目的は達成されたと思います
Erlang について
Erlang
は正しい意味でのオブジェクト指向言語なので個人的には好きで書いていて楽しかったです。3,4つ目に学ぶ言語としても良いです。ただ Prolog
準拠のシンタックスだったりで古臭いところもあるのでいまだと Elixir
を学ぶのも良いと思います。教材としてはやはり Learn you some Erlang for great good! をオススメします
ドワンゴでやったこと
Erlang
のことは閑話休題として在籍期間になにをやっていたかについて書きます
自分が一番長く携わった業務は DMC 側のタイムシフト対応です。既存のタイムシフトを新配信システムに移行するためには、まずバックエンドとしてその機能を実装する必要がありました
従来のタイムシフトとの違いは上記のリリースインフォを読んで頂ければわかると思います。YouTube に少し追いついただけと言われればそれまでですが個人としてはユーザに価値を提供できたと自負しています。追っかけ再生についても実験放送では可能になっているのでそのうちニコ生の方にも来るはずです
かなりまともになったと思ってるので未だにニコニコのタイムシフトはクソ画質とか言ってる人は新配信対応のタイムシフト見て欲しい(配信側の配信画質が影響するので一概には言えないが)
退職理由
退職に至った理由についてです。otiai さんのツイートが的を射ていたので引用させていただきます
端的に言うと給料が増えなくてもっと貰えてもいいんじゃん?という自尊心と向き合うのも給料を増やすために上と交渉するのもめんどうで仕事も楽しくなくなってきたし直近の査定でも昇給なしだったのでいっその事0のがマシだなということで退職を決めました
バックエンドの開発なので機能としてはすでに実装していてもフロント側から利用されないとユーザに提供されていないことになります
真面目に働いていなかったという自覚はありますが、査定としては毎回上記のような理由を告げられユーザに価値を提供できていないので最低限の昇給でした
いざタイムシフトがユーザに見える形でリリースされて価値を提供したと思っていたら最低限の昇給どころか昇給なしだったので査定結果を聞かされるその場で辞めることを上長に伝えました
下のは退職を決めるきっかけになった査定結果の紙で折った孔雀です
今後について
退職後についてはなにも決めていません
元々、転職先を決めずに辞めてしばらくゆっくりしようと思っていたので2ヶ月くらい働かずにやりたいことを気ままにやっていくつもりです
無職に飽きたら次の仕事探しだすと思うのでおもしろそうな話あったら教えてください
最後に
バージョンが古いと最新のドキュメント見ながら作業していざコンパイルすると使えない関数とかめっちゃあってそのたびにストレス溜まるからしょーもない機能を10個実装するより最新のバージョンに追従するほうが5000兆倍重要やぞ