高校時代、ウィトゲンシュタインに心を揺さぶられていた人々へ。

高校時代、思春期的悩みの延長で哲学とか経済理論とかに興味を持って入門書を読み漁った経験があります。そして、僕の周りには同じような人が一定数いるようです。僕が通っていた高校でも、科目の中で倫理政経が一番好きだという人が結構いたりとか、ウィトゲンシュタインがプチ流行していたりとか、そういう時期がありました。

その当時こういった哲学っぽいこと(雑に括ります)に興味を持っていた人が今何をしているかというのが気になりました。実際に周りを観察して見ますと、彼らは以下の4種類に分類できるような気がします。

1. 拗らせてそのまま社会哲学とか古典経済とかやってる
2. 哲学的思考を忘れて経済活動に従事している
3. 高校時代に構築した人生観、理想の社会像実現のためにアウトローな生き方をしている
4. 計量社会科学を研究している

これに対して言いたいことは、
A) 以上4つ試しみてから一番ハマるところを見つけるといいかもしれない
B) 個人的には4がおすすめ
ということです。

A)に関しては、よほどのことがない限り10代後半〜20代前半はexploitationよりもexplorationな時期です。なので、長期的な幸福度を高めるために自分のかつての知的関心に関連しそうなことを幅広くやってみるのがいいでしょう。まあ納得いただけるかなと思います。

B)に関しては、完全に僕の考えですが、

1. は実用的はでなく、社会でのポジション的にも待遇的にもしんどいと思います。
2. は待遇はいいかもしれませんが、資本主義に素直に身を捧げるという意味で進学校で哲学を読んだ人らしさはないかもしれません。
3. は全然いいと思います。単純に僕にはそこまでの卓越した人生観や社会像がないのですが、あればこれが一番いい生き方かと思います。必ずしもアウトローである必要はないですが、2. を選択していない時点である程度客観的に見てアウトローな人生が待っているのではないかと思います。
4. は社会にデータ分析者として必要とされながらも社会や人にとっての万有引力のような普遍的な法則性を見出そうとする営みなので、現代版の哲学をいい感じの金をもらいながらやれるのではないかと思います。分析手法のベースにある統計や数学も突き詰めるとゲーデルとかが出てきて、哲学っぽくなるので楽しいです。

人や社会、生き方への思考を拗らせることなくキャリアの中で強みに変えていきましょう。