パスカル


“神に至るべく聖トマスは自然より出発し、デカルトは思惟より出発した。パスカルは心情より発して心情に感じられる神へと至る。”

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“プロティノスにおけるのと同様、パスカルにおいても孤独な魂がついには孤独な神と対面することになる。パスカルが神秘家から借りた表現を再び用いるなら、われわれは魂の奥底で結びついている神を垣間みるのである。神は、速度無限大でいたる所を運動する点に例えられよう。しかし神をこれほど知的に表象する必要などあるだろうか。苦悩する神がいて、苦悩する人間がいる。我々は呻きながら何を求めているのだろうか?神的な呻きを、である。”

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“われわれは謙虚になることで霊感を得、その霊感で神に至る。”

— — J・ヴァール『フランス哲学小史』