ニコ技深圳観察会用自己紹介文

ミクミンP/Kazuhiro Sasao
3 min readFeb 3, 2018

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いつもは TwitterGitHubQiita などに技術的な試作ネタを中心に書いているのですが、せっかくなので、Mediumを使ってみたいと思います。

1. 自己紹介

笹尾和宏です。ニコニコ技術部関連ではミクミンPというハンドル名で活動しています。年に何度かニコ技関連のイベントに作ったものを出展しています。

2. 何を仕事にしているか

数年先に利用可能になりそうな技術をいち早く試して、実用に向けての第一歩を踏み出すお手伝いをしています。最近ですとこちらのような取り組みをしています。年々、必要となる技術要素が増え、かつ、実用化までのスパンが短くなっていると実感しています。

3. 自分の時間で何を作っているか

自宅には数十個のセンサや機器が常時稼働しており、技術で楽しく暮らす仕組みを試行錯誤しています。センサで取得したデータはとても生々しく残酷で、ストレートにその内容を解釈するならば、かなりキツいものとなり楽しくありません。それを解消するため、キャラクターでクッションをかませるという取り組みをしています。

おかげで、半年で5㎏やせたり、よく眠れるようになったり、買い物のし忘れが減ったりしています。

技術要素としては、(スライド以降の話は冒頭のリンクなどを見ていただければと思うのですが)センシング、自然言語処理、機械学習、音声合成・認識、画像認識などの組みあわせです。

なお計測データの一部(約1千万件)をこちらで公開していますので、よろしければいじってみてください。いつ家を出て帰宅しているかとか、どんな家電が動いているかとか、体調はどうかなどが透けて見えてくるはずです。

4. 中国経験など

すいません、お役に立てそうにありません。英語が通じる国には、年に数回出張していて、一人でもなんとかなりますが、中国は初めてです。先人の記事などをみて学ぼうと思います。

5. メイカーズのエコシステム ハードウェアのシリコンバレー深圳感想

「ハードウェアのシリコンバレー深圳」は、深圳の過去から2017年に至るまでの大きな変化とその中での著者の藤岡氏が深圳でビジネスを行っていく中で直面した生々しい話がまとまっている貴重な本で、深圳に対するイメージがかなりわきました。なるほどこれは深圳に行く前には読んでおくべき本です。

「メイカーズのエコシステム」については、すこし前に書かれた本なので、藤岡氏の書籍の内容や著者の高須氏のブログなどもあわせて読みたいところですが、「メイカー」とは何かや、それを取り巻くさまざまな仕組みや文化ついて、実体験に基づき書かれている本となっています。「メイカー」について詳しくない人にはぜひ読んでもらいたい本ですし、観察会に参加された、さまざまなバックグラウンドを持つ方々の見た深圳の視点も大変参考になります。

なお、2冊の書籍を読んでもよくわからなかったことがあります。CES などの海外の大きな展示会に行くと、たいてい大規模な SHENZHEN エリアがあるのですが、せっかくの広いエリアにもかかわらず人がまばらなことが多い印象で、Seeed や HAX のような組織の気配はあまり感じません。その謎が解ければと思っています。また、自分は「Hardware is hard」が早く解消されてほしい/解消したいと願っているのですが、それには何が足りないのかの疑問が少しでも解消できればと期待しています。

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ミクミンP/Kazuhiro Sasao

ニコニコ技術部 や Marsface Project でやらかしてます。知能ロボコン、「あの楽器」なども。IPD 70mm。