「得意分野の特化」と「苦手分野の克服」について
基本的に日本では「苦手分野」を克服することが、「得意分野」を伸ばしていくことよりも重要視される風潮があるように思える。体操界でも同様のことが言える。どの種目も卒なくこなせる「オールマイティ」が重宝される。
最近は子供に「順位」を着けない教育がなされているが、これも得意な分野で力を発揮する子供を評価するのではなく、その分野を苦手とする子供に合わせることで平均値に近づけようとしている。「出来ない子」をなくし、全体を穴のないオールマイティ化しようとしている。