HR業界の大きな変化

6月29日、6月30日とHRテクノロジーコンソシアム(LeBAC)さんのブースを借りて東京国際フォーラムで開催された、日経ヒューマンキャピタル2017でセミナー講演をしてまいりました。

今回、初めてのブースでのセミナーで、慣れておらず、うまく話せませんでしたが、非常に良い経験になりました。LeBACさんありがとうございます。

さて今回、セミナー講演とともに、様々な会社のブースにお邪魔して、各社サービスの内容を伺ってきました。多くの企業がAIを活用した技術(プロダクト)を強くアピールしており、刺激をもらいました。

個人的に、HRの分野は、今後10年間で大きく変化するだろうと予測しています。

就職・転職市場(人材派遣、人材紹介)、教育研修、人材管理などほぼ全ての分野でビックデータとAI等によるテクノロジーの波をもろに受けます。

特に、HR業界で大きく変化するのは以下の3点です。

① 企業と求職者(新卒・中途)のマッチング技術

② 従業員を効率的にマネジメントする技術

③ 人事業務の負担を大幅に減少させる技術

①に関しては、今まで、企業が求める求職者の学歴やスキル、キャリアと双方が希望する条件(役職、給与)での表面的なマッチングが主流でしたが、ミスマッチが一定数発生してしまい、早期離職のリスクがあります。

今後は、社内のビックデータとAIを活用した、会社のカルチャーや社内で働いている人との相性など内面的なマッチングが主流となってきます。今はまだ、どの会社も試行錯誤の段階ですが、時間が経つにつれ精度も上がり、人間が判断するよりも、AIが判断した方が良い結果になった時に、広く普及するだろうと思います。

②に関しては、従業員の適切な配置、エンゲージメント、リテンションマネジメントなどがあります。例えば、パフォーマンスやモチベーションが低い人材をどう活用するのか、ハイパフォーマが転職しないための施策、従業員のモチベーションを向上させるための施策など、日々集めている莫大のデータからAIが従業員のマネジメントをアシストしてくれます。これにより経営陣やミドル層のマネジメントの負担が軽減され、より新規事業等にコミットできるようになります。

③に関しては、会社説明会の開催、エージェントへの対応、労務管理、教育研修など企業の人事は日々、非常に多くのタスクを抱えています。これらの業務を自動化させ、大幅に業務を減らせられる技術です。例えば、現在、ダイレクトリクルーティングが主流となっています。ダイレクトリクルーティングでは、自社に合う人材を探し、メールやSNS等で一人一人アプローチしていますが、これは、多大な労力を費やし非効率です。AIが自動的に自社に合う人材を探し、自動でメールを作成・送信し、面接までの日程まで自動で設定することができれば、人事の負担も軽減され、生産性が向上します。

上記の3つに関しては、すでに実用化されているのもありますが、各社とも実験段階で、精度や学習データもまだまだ不十分です。しかし、技術革新のスピードは凄まじい速さで進化しており、HRの分野のみならず、様々な業界で大きな変化が起こります。

特に日本は、労働人口の減少や、一人当たりの生産性が低いなどの問題を抱えています。これらの問題が解決できるよう、弊社も開発を進めていきます。