中国の美容室O2Oアプリ“Pumpkin Coach”の体験がめちゃくちゃ良い件

最近よく見る記事(例:“爆発する中国「シェアリングエコノミー」 市場規模は57兆円”)でも紹介されている通り、中国ではデリバリーやタクシー配車、バイクシェアリングなどO2O(Online to Offline)領域のサービスが生活に欠かせないものとして国民に広く定着しています。


今回は自身もヘビーユーザーとして使っている、上海を拠点に美容室O2Oを展開する“Pumpkin Coach(南瓜车)”というアプリを紹介します。ひとことで言うと腕の良い美容師を低価格で予約できるサービスで、既に40万以上のユーザーを抱えています。

またこのサービスが面白いのは、ユーザーと美容師をマッチングするだけでなく、自社でオフラインの美容室を展開しているところです。

https://a.app.qq.com/o/simple.jsp?pkgname=com.mrocker.salon.app

Pumpkin Coachを利用するメリット

店内はかなりオシャレ http://hf.bzw315.com/shop/60190/homecase/281488.html

1. 腕の良い美容師のみが登録できるプラットフォーム

まず、美容師は面接、マネキンカットのテストなどを通してやっとプラットフォームに登録することができます。聞いた話によると、この時点で倍率は100倍以上。また登録後もUberやAirbnbのような、評価システムを設けているので、より良い評価を得るために丁寧にカットします。

2. 美容師のポートフォリオを事前に確認可能

いくら総合評価は良くても、人なので得意不得意あるはずです。そこを見極められるのが美容師の「ポートフォリオ」機能です。例えば、「男/四角顔/短髪」で絞ることもできれば、「女/長顔/長髪」で絞ることもできます。美男美女ばかり。

3. VIPカードを作る必要なし

中国で髪を切った経験のある人なら分かると思うのですが、次回以降の来店を促すために店員はVIPカードを作ることを進めてきます(これが結構面倒くさい)。このVIPカード、中にお金をチャージする仕組みのお店もあり、もし切り終わった後に気づいたら最悪です。

http://www.cssqt.com/xw/lc/xf/139095.shtml

4.価格が透明化されており、事前決済

美容師のランクによって価格は異なり、事前にアプリ上で確認することができます。WeChatやAlipayを通して事前決済をし、予約完了。支払い証明のためのQRコードが発行されます。

当日、髪を切り終わり美容師のスマホでQRコードをスキャンしてもらえば取引完了です。ユーザーが髪型に満足するまで美容師はお金を受け取れない仕組みも、安心して使える1つの理由です。


どうモデルを実現させているのか

1. 美容室の場所はプラットフォーム(企業)が押さえている

従来の美容室は、立地が集客のために重要な要素であったことは間違いありません。ただPumpkin Coachは、美容師の質こそが1番重要な要素です。そのため、駅から徒歩10分の場所や、人気のないビル10階などに店舗を構えて家賃コストを抑えることができています。

2. 自由な働き方を求めて、中国全土から応募がある

実家へ帰省したり、早めに帰宅したりなど、美容師の自由度はかなり高めです。以前自分で美容室を経営していた独立思考の美容師が多く、このフリーランス的な働き方に憧れて、毎月全国の美容師から応募があるらしいです。


ちなみに

以前北京で1年間通っていた美容室は何度行っても田舎のヤンキーみたいな髪型にされてしまっていました。上海に来てPumpkin Coachを使い始めたいまはその時に比べて、価格は変わらないのにも関わらず、だいぶ良くなったのではと思っています。。

韓国にいって整形手術する女子大生がいるなら、近い未来に中国まで美容師を探しにくる女子大生もいて良いはず、、!


中国アプリは面白い

実際、日本人ほどアレルギーなく、漢字に接することができる民族は世界にいないので、いろいろ面白い中国アプリを使ってみてもらいたいです。まずきっかけとしてPumpkin Coachアプリをダウンロードして、美容師のポートフォリオを見てみるのは面白いと思います。

これからもたまにアプリレビューしていきます。