登山に学ぶ仕事の姿勢

Yoshihito Kuranuki
2 min readJun 23, 2015

趣味と言えるほどの趣味ではないが、たまに山に登っている。何度か登っていると、登山で大事なことは仕事にも通じるな、と登りながらこじつけて考えられるほどに、多少は余裕が出てきたのだ。

登山で大事なことは、方向を見失わないことだ。目指す頂きはどこで、今どちらを向かっているのか確認して進む。もし間違っていたら、その道程は徒労に終わるし、遭難することだってある。

おかしいと思ったら、いつでも立ち止まって、自分の位置と方向を確認する。立ち止まることを恐れる必要はない。これは仕事も同じだ。ちゃんと正しい方向に向かっているかどうかが大事なのだ。

そして、どんな高い頂きも、その先を見たら本当に登れるのかと思ってしまうときもあるけれど、そんな時も目の前の道を一歩一歩じっくり止まらずに進めれば、気づけばたどり着くことができる。

遠い先を見て仕事をすることも大事だけど、目の前の仕事をしっかりと淡々と続けていくことで、着実な成果を出すことができる。目の前のことを疎かにして、遠くの頂きには決して辿り着けない。

山は一度登って終わりではない。いくつもの山がある。最初から高い山を目指すのではなく、最初は軽めの山で結果を出した方が良い。振り返ってみると、登れたという自信が次の登山につながる。

仕事も同じだ。最初から難しいことを完璧にしようとしてもうまくいかないし、それでは自信を失う。簡単でも完璧でなくても、まずは結果をだそう。結果は自信となり、次の挑戦へのバネとなる。

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Yoshihito Kuranuki

ソニックガーデンという会社を経営しています。「心はプログラマ、仕事は経営者」の精神で、プログラマという仕事を誇れるものにすることがミッション。 ブログ http://kuranuki.sonicgarden.jp ※2019年1月に新刊「管理ゼロで成果はあがる」でました。→ https://goo.gl/reZez1