習慣を支配するのは時間である

Yoshihito Kuranuki
2 min readJul 18, 2015

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良い習慣を身につけたいと誰もが思っている。読書も運動もブログも習慣にして無理なく出来るようになれば、それが人生の一部になる。しかし、習慣を身につけるなど簡単なことではない。

習慣を身につけるのに効果が無いのは決意をすることだ。決意なんてのは一時のもので、気持ちを持続させることの方が難しい。だから精神論ではうまくいかない。

習慣にしたいということは、それが楽じゃないことだからだろう。毎回、取り組む前に自分の意思判断を入れると、それだけで疲れてしまうし、意思が負けてしまうことも、少なくないはずだ。

習慣を身につけたければ、時間を確保することが全てだ。たとえばジョギングの習慣を身につけたいなら、いつの何時から何時をジョギングする時間だ、と予定を入れることだ。

その際に目標は、距離じゃ無い方がいい。5キロ、10キロを目標にすると出来ない日も出てくるだろう。そうすると続かない。習慣にするためには日々達成できることが大事だ。

時間であれば、その時間の確保さえできれば必ず達成できる。調子の悪いときはゆっくりでもいい。距離は短くても時間という目標なら達成することができる。無理をしないことだ。

予定を立てて、その時間を遂行することを継続していけば、それはいずれ習慣になる。習慣になってしまえば、同じ時間でも距離も伸ばしていけるだろう。それが習慣の力だ。

もし予定が立てられないのだとしたら、それは習慣にはできない。毎日のことに時間をとれないのだったら、習慣だとしても結局できないことになるのだから、やはり無理だろう。

だから、良い習慣を身に付けたいと思ったなら、まずすべきことは時間の捻出と日々の予定を立てることだ。時間を捻出するには戦略が必要だ。習慣化に必要なのは根性でなく戦略なのだ。

習慣に必要なのは行動で、行動するためには時間が必要。それが、そう簡単ではない、ということだ。だからこそ、時間を支配できると人生を支配できるようになる。かもしれない。

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Yoshihito Kuranuki

ソニックガーデンという会社を経営しています。「心はプログラマ、仕事は経営者」の精神で、プログラマという仕事を誇れるものにすることがミッション。 ブログ http://kuranuki.sonicgarden.jp ※2019年1月に新刊「管理ゼロで成果はあがる」でました。→ https://goo.gl/reZez1