諦めが肝心

Yoshihito Kuranuki
1 min readApr 13, 2015

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何かを成し遂げる人は、成し遂げたいこと以外についてはさほど執着しないのではないか。何かを得るためには何かを捨てなければ手に入らない。何かを捨てるには諦めの気持ちが肝心だ。

「それは来世に期待して、今世ではそれは諦めよう。」

私たちが会社の経営判断をするときに、よく使う言葉だ。あまり沢山のことを望み過ぎても、本当に大事なものを守れなくなってしまうことを知っているからだ。

だから、諦める。諦めるのは、本当に大事にしていること以外のことだ。アレもコレもと求めても全てを得ることなどできない。時間も才能も有限なのだ。

すごいアスリートは、きっと別の競技をやったって、それなりに成功するだろうけど、アレもコレもとしない。才能を活かすには、経験が必要で、経験を得るためには時間が必要だ。

さっさと諦めてしまう。捨てられないのは諦められてないからだ。諦めてしまえば、思い悩むこともなくなる。気にすることもなくなる。迷いがなくなる。

本当に大事なことを諦めなくて済む。だから、諦めが肝心なのだ。

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Yoshihito Kuranuki

ソニックガーデンという会社を経営しています。「心はプログラマ、仕事は経営者」の精神で、プログラマという仕事を誇れるものにすることがミッション。 ブログ http://kuranuki.sonicgarden.jp ※2019年1月に新刊「管理ゼロで成果はあがる」でました。→ https://goo.gl/reZez1