ホットエントリとボーリング

Yoshihito Kuranuki
3 min readFeb 1, 2017

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ブログを継続的に書いていると、たまにプチ炎上しつつも、多くの人の目に触れる記事が出るときがある。

賛否両論になる極端な意見や、主語を大きく捉えた話題、ヘイト気味の過激なタイトルなどが、ホットエントリになりやすい。だから、その辺りを計算して狙うことも出来る。(量産型プログラマの記事とか・・・)

炎上を肯定している訳ではない。良い記事を書くことが一番大事だ。でも、毒にも薬にもならない記事より、人の心に刺さる記事を書きたい。ま、薬になる記事の方が健全ですが。

それはさておき、単発のヒット記事を書いたとしても、読者は一気に増えたりはしない。もちろん、それなりには増えるけれど、広く認知されるまでには至らない。

多くの人に、存在を認知してもらうためには、何度も目にしてもらう必要がある。それも、短期間のうちに目にしてもらう方が効果的だ。一旦、認知さえしてもらえれば、あとは程々でも、人は覚えていたりする。

マーケティングの専門家ではないので知らないけれど、きっと、こういう認知されていくメソッドみたいなものがあるのだろう。

そうなると、あるヒット記事が出たなら、それに続けて、同じ読者層に多く読まれそうな記事を出した方が、認知されることを目的とするブログなら重要なポイントになる。

そのためには、ヒットした記事と近いテイストで、さらに、扱う話題も近いところの記事を書く。全く同じような内容では注目されない。つまり、次の記事こそ、渾身を込めて書くと良い。

せっかくのヒット記事の後に、本当にしょぼい記事だと、がっかりされてしまうかもしれない。期待が大きい分、残念さが増すかもしれない。

連続すればするほど、認知される効果が高まるだろう。それってなんだかボーリングでストライクを出した時みたいだ。せっかくのストライクを出したら、その次もストライクを狙いたい。

私もブログを書き始めた頃に、そういった戦略を考えて記事を書いていた時もあった。炎上を狙うわけではないけれど、記事のコンセプトや分量、まとめと最後のヒキの部分は、ちゃっかり計算して書いていた。

まずは目的ありきで、次にターゲットを定めて、そこから戦略を考えることで、結果を出すことができる、ということなのかもしれない。

まぁでも、自分のブログなのだから、自分の好きなように書いたって良いと思ってる。無論、広い認知を狙うも、狙わないのも自由だ。

ただ、認知されることを狙うなら参考になるかもしれない。

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Yoshihito Kuranuki

ソニックガーデンという会社を経営しています。「心はプログラマ、仕事は経営者」の精神で、プログラマという仕事を誇れるものにすることがミッション。 ブログ http://kuranuki.sonicgarden.jp ※2019年1月に新刊「管理ゼロで成果はあがる」でました。→ https://goo.gl/reZez1