コーヒージャンキーをやめて、抹茶モンクになろう

kyokucho1989
6 min readMay 25, 2015

科学は僧侶と侍の飲料の背景に

あなたが緑茶を口にしたことがあるなら、おそらくその効能と一般的に感じる以下の感覚を耳にするはずだ。 もし気づかないなら、習慣的にコーヒー、紅茶、飲酒の経験がないことが原因だろう。イライラ、頭痛、疲労感。緑茶はこれらの効果に打ち克つことができる。禅のような状態を維持するあいだ、高濃度のテアニンというアミノ酸の助けを借りて。抹茶は緑茶よりもずっと、ずっと多くのテアニンを含んでいる。

研究

研究によると、少なくとも50mgのテアニンはアルファ波を増加させ、「テアニンによって増加したアルファ活性は、創造力と ストレス下でのパフォーマンスの増加に関与した。そして学習能力と集中力の改善だけでなく、不安を減少させた」[1]とある。

誰もがお茶にはカフェインが含まれていることを知っているが、抹茶(および一般的な緑茶)は、カフェインの使い手である。現在の研究では、「テアニンはカフェインによって人為的に上昇されたセロトニンのレベルを下げることで、カフェインによる刺激的な効果を中和する働きをもつ。」とある[2]。この研究が意味することは、あなたは古くからあるカフェインの摂取に伴うクレイジーな副作用なしに、覚醒感を維持することが出来るということだ。

それに加えて、テアニンはカフェイン(研究ではオピオイドにも)の中毒に対抗するための機能を有する。さらに「マルチタスクへの能力を向上させる」[3]

ふむ……。このような素晴らしいアミノ酸はどこで見つけることが出来るのか。紅茶には20mg(効果が分かるのは少なくとも50mgが必要ということを思い出してほしい)のテアニンが、煎茶には100から200mgのテアニンが含まれている。抹茶はその10から100倍以上が含まれている。

カフェインとテアニンの特性を高める力に加えて、抹茶はまた、カロリーが燃焼されやすいカテキンポリフェノールも含まれている。あなたはカロリーを消費すれば、より多くのエネルギーと暖かい感覚を得る。カロリーを燃焼することで生じる、最もポピュラーな効果を忘れないでほしい。つまりは、ダイエット効果だ。

記憶力の改善や、癌を防ぐのに役立つ抗酸化物質のLOADS など...まだまだ効果はある!

ラストは驚き。落ち着きが長く続く状態は注意力をみたしてくれる。禅。僧や侍にとって完璧な精神状態だ。

これは真実である。記録では、中国の宋で禅僧が精神的な修行のシンボルとして茶会を開いたという。13世紀後半に侍は僧から抹茶の美を学び、それが戦いの前の瞑想にどのように寄与するかを学んだ、そしてまた精神力や体力の増強に役立つことを知った。

抹茶が他のお茶よりも良いのはなぜか

これは全てのドリップする飲み物に言えることだが、つくりかたの原則はシンプルだ。抹茶の粉(茶葉を潰してつくる)をとり、70℃から80℃(158°Fから176°F)のお湯をそそぎ、茶筅でかき混ぜ、飲む。そう、これだけだ。しかし抹茶を飲む時は、ただ飲み物が紅茶から抹茶に変わっただけではない、よりよい経験を得るだろう。

https://www.youtube.com/watch?v=3lEFFr8BSWM

抹茶における最高の一杯

この世にふたつとして同じ抹茶は存在しない。私は良い抹茶とは何が重要かを理解する前まで、数多くの駄作を口にした。JagaSilk($5以下でさまざまな補充品を購入でき、送料無料。メイソンジャーに入れて冷蔵で届けてくれる)をチェックしよう。彼らは抹茶のプロであり、世界中に素晴らしい抹茶を届けてくれる。はじめてでも躊躇してはいけない。ちょっとした失敗があっても気にしてはいけない。その経験が隠れた宝石を見つけられるチャンスになるかもしれない。

上級者になったら、抹茶を購入する時はスーパーで野菜を買う時とおなじやり方をつかってみよう。鮮度をみて(暗くなく、あざやかな緑色であるか)、製造日をチェックする(いつ植えられて、採取されたか。最近であればあるほど良い)。加えて、メイソンジャーのような真空容器に密閉されているか(酸化を防ぎ、周囲の香りを吸収しない)、そして涼しいところで保管されているか(新鮮さを長く保つ)を確認しよう。

さいごにひとつ、全ての人が純粋に抹茶の味を評価できるわけではなく、あなたもそれをできないだろう。それでいい。私の味覚はどんどん鋭敏になるが、それもタウンシップコーヒーの抹茶ラテやアイスレモン抹茶(氷水に抹茶を少しとレモンが乗っているシンプルな飲み物……うまい!!)からはじまった。

豆知識:紅茶(酸化された)、緑茶そして抹茶は全てカメリアシネシンスという植物から出来ている、しかし製造方法が異なる。

[1] Eschenauer G, Sweet BV. Pharmacology and Therapeutic Uses of Theanine. AM J Health-Sys Ph 2006; 63–26–30.
[2] Bryan, Janet. “Psychological Effects of Dietary Components of Tea: Caffeine and L-theanine.” Nutrition Reviews 66.2 (2008): 82–90. Web
[3] Giesbrecht, T., J. A. Rycroft, M. J. Rowson, and E. A. De Bruin. “The Combination of L-theanine and Caffeine Improves Cognitive Per…” Nutritional Neuroscience 13.6 (2010): 283–90.

--

--