深セン・広州・北京旅行記その1
明けましておめでとうございます。今年はもう少しアウトプット多くしたいと思っていたものの、久々の投稿で恐縮です。
さて、年末の休みを利用して、中国を訪れて来ました。今回は、深セン・広州をメインに北京にも立ち寄る形で。主な目的としては、深センの電気街を訪れ、いわゆるQR決済のアリペイやシェアバイクのMoBikeなどがどこまで社会実装されているかを見てしてみたいという思いが強かったのもあります。書いていたら長くなってきたので、4,5回に分けての投稿になります。
中国には、香港、北京、上海、西安と観光で訪れたことがあるのですが、最後に訪れた上海でも2012年のお正月ということで、ほぼ7年ぶりの訪問になります。また、スタンフォードにいるときから中国からの留学生や中国のスタートアップ・VCの勢いは感じていたので、ハードウェアスタートアップの集積地である深センは訪れておきたかったというのもあります。
結論から書くと、QR決済やアリババフレッシュは、とにかくUXが良かったです。私は、UXについて「ユーザーがやりたいことまでの最短経路を作ること」だと考えているので、個別のアプリ単体というよりも、そのときにこうなっていると便利だよね、というのが実際に社会実装されていて、非常に楽しめました。
旅日記で恐縮ですが、今回の旅行で訪れて楽しめた場所などについて記載します。今後訪問される方の一助になれば幸いです。
●深セン空港到着〜電気街
香港からも近いようですが、今回は新しくなった深セン空港から入りました。日本との直行便もあるようです。内装は曲面をうまく使った白の空港。どことなく北欧のイメージです。入ったトイレは和式で驚きましたが。
空港から深センの中心部までは、地下鉄で移動できます。今回訪れた都市はどこもそうでしたが、地下鉄の駅に入るのにセキュリティチェックがあります。また、現金でも切符が購入可能ですが、自販機だと100元札が使えないので、細かいお札があったほうが便利。このときはコスタコーヒー買ったのですが、20元と高くついてしまったので、ファミマなどで水(4元くらい)買って両替しておきましょう。
地下鉄の切符は、おもちゃのお金みたいなもの。あまりにチャチくて笑ったのですが、非接触型のトークンで、優秀でした。。。
電気街の中心は、地下鉄2号線の華強北駅あたり。ホテルもこのあたりに取ると移動時間を取られなくていいかと。今回は、駅から徒歩5分くらいのMy Pleasant HotelをAgodaで予約しました。2500円くらい。お湯も出るし、普通にビジネスホテルでしたが、表通りに面していたので深夜2時くらいまでうるさかったです。耳栓あると便利かと思います。
さて、電気街なのですがアキバの部品を売ってるビルが超巨大になった感じ、といえば伝わるでしょうか…基本的に小さな商店の集合体なのですが、ビルごと・フロアごとに取り扱っている商品ジャンルが決まっているようで、SDカードやUSBメモリを扱っているお店が集まるフロアもあれば、スマホケースを扱っているフロア、バックパネルだけ、LEDだけ、コードだけ…と扱っている商品が微妙に違うけど似ている店が果てしなく並びます。
アキバ見慣れている人だと楽しいとは思いますが、特に興味が無い人には、何が何やらではないかと。ドローンや電子ピアノ、PCなどを扱っている店も多くありますので、好みにあったお店を探す感じでしょうか。ただ、とにかく巨大なので疲れます。本当に。メモリやケーブルなど、基本的に原産地なので、日本のAmazonで買うよりも安いものがほとんど。USB-CのケーブルやUSBメモリ、SDカードなど必要だったら買っていくといいかと思います。お値段は書いてないので直接聞いてみたのですが、SANDISKやサムスンのMicroSDカードは、256GBで130元。2000円くらいですね。安い。けど買わないで帰ろうとしたら100元になりました。HDD代わりになりそうな、1TBのフラッシュメモリは200元。これもSANDISKです。ビルの中を歩いていると、基本的に全部の店でQR決済が使えるのはもちろんですが、面白いのはビルの中をメモ持って買い回っている方がちらほらいたこと。ネットで注文されたものを、まとめて買っているそうです。というのを聞いて、このあたりは巨大な倉庫なんだなぁ、と感じました。問屋街というか。電子部品の築地市場みたいな感じなのではないでしょうか。
初回お付き合いいただきありがとうございます。次はアリババのスーパーマーケット、盒馬鮮生(フーマー・フレッシュ)を中心に書きたいと思います。