Google翻訳が間違えてしまう例

Google翻訳,とても素晴らしいのですが,英語らしい表現にするために「勇み足」過ぎて,間違ってしまう例を見つけたので,記録のために書いておきます。

筑波大学のOCW(オープンコースウェア)が提供しているコンテンツの中に,

下記のような一文があります。

貝島「「アスパラガス」が病院アートのワークショップ開発を進めているのに対し、デザインを専門とする学生が多かったのが「パプリカ」というグループです。病院内の空間を具体的に提案するというのが主題になっています。当初は、「アスパラガス」が作ったギャラリーで使用する椅子を作ったり、筑波メディカルセンター病院の待合ロビーで使う飲み物を置く小さな葉っぱ型のなテーブルをデザインしていました。その他にも、ラウンジのカーテンをデザインしたり、家族控え室の家具などのしつらえを整えたり。徐々に規模を拡大して、部屋そのものの建築デザインを担当するようになってきました」

これをGoogle翻訳すると下記のようになります。

Kajima: “Asparagus” is advancing the development of hospital art workshops, whereas the group called “paprika” has many students specializing in design. The theme is to propose concrete space inside the hospital. Initially I was designing a small leaf-shaped table on which to make a chair to use in a gallery made by “asparagus” or to place a drink for use in the waiting lobby of Tsukuba Medical Center Hospital. Other than that, I designed the curtains of the lounge and prepared the furniture for the family waiting room. We gradually expanded the scale and began to be in charge of the architectural design of the room itself. “

文章表現としては,おおむね上手く訳せているのですが,致命的な誤りを含んでいます。”Initially I was designing …”の主語は”I”ではなく,「パブリカ」というグループ,です。その次の”I designed …”,”We gradually expanded …”も同様です。元の日本語文では,日本語によく見られる主語省略が行われています。日本語の読み手は,文脈から主語を補いながら読みますが,Google翻訳はまだそれができていないようです。

Bing翻訳を試してみると,結果はつぎのようです。

Kaijima “Asparagus” is a group of students who specialize in design while developing a workshop on hospital art. It is a theme to propose the space in the hospital concretely. At the beginning, I was designing a small leaf-shaped table where I could make a chair for use in the gallery made by asparagus, and put the drinks I used in the waiting lobby of the Tsukuba Medical Center hospital. In addition, you can design the curtains of the lounge, and arrange the furniture of the family waiting room. We have gradually expanded the scale to take charge of the architectural design of the room itself. “

やはり主語を補うことに失敗しており,意味が変わってしまっています。

最近の自動翻訳の力は目を見張るものがあり,実用域に近づいている/入っている,気がするのですが,まだ気を付けて使わねばならなさそうです。しかしここまで来ているのだから,そう近くない将来,主語の類推まで高い確度で成功してくる可能性もあるのではないかという予感もします。

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