初代iMac発売レポート

halu(はる)
6 min readSep 21, 2015

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1998年(平成10年)、アップルは初代iMacを発売しました。Wikipediaによると、5月11日発表、アメリカでは8月15日、日本では8月29日に発売開始とのことです。

初代iMacは、これまでのパーソナルなパソコンとは全く異なる、丸みを帯びたトランスルーセント(半透明。当時はスケルトンデザインとも呼ばれていましたね。)なデザインでした。初代iMacの発売をきっかけに、あらゆる分野でトランスルーセントデザインが流行りました。また、いろんなものの頭に「i」を付けるのも流行りましたね。

日本での初代iMac発売日、私は大阪日本橋の「でんでんタウン」に様子を見に行ったのですが、その時に撮影した写真が出てきたので、ご紹介します。画像が荒いのは、当時運営していた私のホームページにアップするために解像度を落としたたためです(オリジナルデータも残していたはずなんですが、見つかりませんでした…。)。当時、ネットにアップするには、これくらい解像度を落とす必要があったんですね。

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日本橋でんでんタウンにあったMac専門店「ニノミヤPCX town Mac館」。ビル一棟全部がMac専門コーナーでした。それほど大きなビルではなかったものの、もしかしたら、売場面積は現在のApple Store心斎橋に匹敵していたかも(確か、日本橋ではニノミヤの他にソフマップもMac専門店を設けていたような気がします。)。

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ボンダイブルーの初代iMac。販売開始は午後3時からだったのですが、お店に到着した時点(午前11時半頃)には、既にiMacが多数展示されていました。

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上下左右、透き通ってますね。

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画面には、iMacの様々な機能、周辺機器などを紹介するデモが流れていましたが、確か、普通に操作することも可能だったと思います。

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キーボード。黒いキートップもちゃんと透き通っていました。裏面には、傾斜を付けるためのスタンドが付いていました。

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使いにくいと評判だった(?)マウス。これも透き通ってました。マウスボールは白とボンダイブルーの2色になっているので、マウスを動かすと回転して色の変化が透けて見える・・・はずですが、普通に使っていると手で隠れるので全く見えませんね…。

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トレイローディング式の光学式ドライブ。排出ボタンを押すとトレイが少し飛び出し、あとは手で引っ張り出すようになっていました。初代iMacはCD-ROMにしか対応していませんでした。

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パナソニックが、フロッピーディスクドライブのないiMac発売に合わせてスーパーディスクドライブを発売していました。

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販売開始に備えて特設レジが設置されていました。購入希望者には整理券が配布されたようで、私がお店に到着した時点ではまだ誰もレジには並んでいませんでした。
左端に写っている「Think different.」Tシャツを着た人は、アップルの中継スタッフ。東京の発表会場と衛星中継をする準備をしていました。

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書籍コーナーにiMacが山積みに。ざっと見たところ100台くらいあったのですが、店員さんに聞いたところ「台数はちょっと言えません・・・。でも、これだけではなく、奥にもっともっとあります。」とのことでした。
この店では、キャリー付きで販売されていました。確かに、ブラウン管ディスプレイと一体なので、かなりの重量でしょうね(Mactrackerというアプリによると、18.1kgあったようです。)。

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価格は標準仕様で178,000円。+64MBメモリーで195,500円でした。

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午後3時、販売開始。店内は大勢のお客さんですし詰め状態になりました。
奥のテレビカメラが撮影しているのは、東京会場と衛星回線でつないで、iMacを購入したユーザーがApple原田泳幸社長(当時)に直接質問をしているところです。回線の調子がわるいのか、それとも音が共鳴してしまうのを防ぐためなのか、「大阪会場の音声が大阪会場では聞こえない!」という状態。衛星中継しているテレビからは東京会場、札幌会場、福岡会場の音声はきちんと聞こえてましたし、東京会場では大阪会場の音声がちゃんと聞こえている様子。「東京会場に流れている大阪会場の音声を東京会場のマイクが拾って、その音がかろうじて大阪会場のテレビから聞こえている。」という状態でした。

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この行列は、全員購入希望者です。特設レジを設けたにもかかわらず、さばききれずに店外に行列となっていました。日本でApple製品購入のために行列ができたのは、これが初めてでしょうか?

Originally published at Mac弁@lawyerhaluのブログ.

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halu(はる)

大阪の弁護士です。弁護士業務でのMac、iPhone、iPad、そしてApple Watchの活用を模索中。