ベスト オブ 再開したこと 2018

Lesson5
3 min readDec 9, 2018

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今年は、18歳からはじめて8年やったとこでフリーランスになったのを機に辞めたDJを再開した。

レコード欲しさに毎日ガソリンスタンドで10時間のバイトを休みなくこなし、そのバイト代をほぼレコードに変えていた。今思えばよくそんなことしていたなと感じるがそういうのが若さだったんだろう。

そういう知り合いや友達も徐々に増えたこと、20代にありがちな部屋の鍵を閉めないセキュリティ運用だったことのおかげか、俺がいるいないにかかわらずいつも誰かが家にいて音が出ていたし、イベントなどでダンサーの後ろで繋いだり、ラッパーにMPCでトラックつくったりもするようになっていた。

集中できることを絞るために決めたことだけどレコードをほぼすべて処分したときはどうしようもなく寂しい気持ちになったことをよく覚えている。

とはいっても、ターンテーブルとミキサーは残していたので自宅でプレイすることはできたが、なんだかまるで理由をつけて出ていってもらった彼女を追っかけているような自分が情けなかったのか次第にレコードに針を落とすこともなくなっていった。

再開するのは簡単で、ネットで安いDJコントローラーを買いネットで曲を買えばいいだけだった。家で練習しながら、地元の知り合いのクラブに飲みに行き繋がりを作りやらせてもらう約束をする。以前はhiphopをやっていたけど、今はdiscoをメインにやっていて、2,3ヶ月に1度のディスコイベントでdisco、毎月第1土曜の四つ打ちイベントでhouse。hiphopもどこかで出たいんだけど今どきのは体が動かない、2000年以前のhiphopはもう客がいないということで腰が上がらない。

クラブは高年齢化しているのは地元だと顕著で、俺が住んでいるところではEDMのイベントがない。かろうじてreggaeに若い子が集まっているぐらい。自分が好きなジャンルしかプレイしないのも理解できるけど、若い子たちが遊べる場作りのためにEDMやろうかなと今は思っています。あと、今回は東京でもできるようになりたい。

再開したことで、tumblrつながりの方からレコードを譲っていただいたり、twitterつながりの方から高価なミキサーを貸していただいたりと、嬉しいことも増えた。平日のクラブで練習させてもらうとき、家では出せない大きな音が何より気持ちいい。

一度辞めたことを14年経ってまた始めようと思ったのは、仕事ばかりで他のことにも目を向けたかったのもひとつ?やっぱり辞めたくて辞めたわけじゃないからというのが大きいのかな?自分でもよくわからない。このエントリ書くにあたって考えてみたけど、どうしてもそんなこと考えてどうするんだという気持ちが勝ってしまう。

2018年、どこにでも意味やストーリーは落ちていて拾う気にも作る気にもならない。そんなもの野太いキックでかき消してやりたい。

このエントリは 2018 Advent Calendar 2018 の10日目の記事として書かれました。昨日はretletさん、明日はhysyskさんです。

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