ベストトーク賞とLTの関係性

iOSDC関連のPodcastを聞いた

その中での「LTに対するベストトーク賞の投票ができない」話に関して。

多分(本当に「多分」です。調べてないので間違ってたら教えて下さい)チケットのIDとあわせてベストトーク賞と投票、ってのはYAPC::Asia Tokyo 2010あたりで我々が初めてやったような気がします。ひょっとしたら最初の一回だけLTもベストトーク賞の対象だったかもしれないですが、少なくともそのあとずっとLTはベストトーク賞の対象外でした。

これはなぜか?理由ははっきり存在します。

YAPC::Asia Tokyo ではどんなに短かった時でも1セッションは20分。長い時は60分。これと5分のトークを全く同じ土台に載せるのはどうしてもできなかったのです。もちろんLTだって多大な下調べが必要な場合はありますが、逆に本当に出オチ的なネタの時も多いです。でまた、この出オチが面白い、ということが結構ある。

単純に「受けた」かどうかが基準であればそれでもいいのかもしれません。そして「受け」だけが重要でしたら絶対に5分のトークのほうがコストパフォーマンスが良いと思われます。ですがそれでは60分講演するための準備をするモチベーションが下がるのではないでしょうか。そうすると下手をすると1日中LTを聞いていないといけないかもしれない… (それはそれでおもしろいイベントですけどね→ 参考:YAPC::Asia Tokyo 2012 LTThon)

またもうひとつ、これもコストパフォーマンスの話につながるのですが、YAPC::Asia TokyoにおいてはLTは発表当日の朝くらいまでなら飛び込み登録が許可されていました(というより、元々LTというのはそういう突発性のあるものとして始まっているので、自分はそういう形で運営してきました)。

実際に発表当日に僕のところに来て「LTの枠、まだあいてますか!」って言ってきたカワカミ君という人がいて、かれはその時笑いをかっさらっていきました。突発的にやってきて受けるのはもう才能なのでそれは良いのですが、やはりこれだとそれまで何週間とか準備をしてきたかもしれない60分枠のスピーカーと同じ土俵にあげるのはどうか、と考えてしまいます。

というわけで 少なくともYAPC::Asia Tokyoシリーズではそういう理由でLTはベストトーク賞から除外していました。おもしろいLTはもちろん欲しいけど、それよりフルレングスのセッションを充実させたい、という運営側の思惑もあるのです。もちろん全てのカンファレンスがそうあるべきだ、というわけではなく、そこは調整していけばいいと思いますが、多分にYAPC::Asia Tokyoの影響を受けていると思われるiOSDCでその方式だったのはそういう歴史があってのことではないかな、と思って書いた次第です。

なお、残念ながら明日から募集予定のbuilderscon tokyo 2016のトークでは残念ながらベストトーク賞はありませんが、「第一回で登壇した人」という称号を得ることができます!皆様の応募をお待ちしております

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