コア開発者であるJulian Meyerと Panama Cryptoによるインタビュー

Q&A with Julian Meyer
Phore コア開発者
- あなたの経歴とプログラミング業務への参加の理由を教えてください。
実際には二つのプログラミングコースを取っただけの、独学のプログラマーです。10歳の時にゲームを書き始め、 raywenderlich.com というプログラミングのチュートリアルサイトの記事を書きました。最終的にブロックチェーンに興味を持ち、特にEthereumに興味を持っていました。Ethereum EVMの逆アセンブラを作成し、ソースコードなしにスマートコントラクトの安全性を監査できるようにしました。Ethereumコミュニティの著名なメンバーが逆アセンブラを見て、私に寄付してくれました。そのお金を用いてPhoreを購入し、最終的に開発の手助けを始めました。
- 現在、 Phore Blockchainにおいてメインの活躍をされていますが、2018年における他の予定はありますか?
非常に小さなプロジェクトです。例えば、Ultimate Guitarの代替クライアントを作成し、いくつかのICO/ブロックチェーンプロジェクトにおいて技術についてアドバイスを行いました。しかし、私のメインはPhoreです。
- なぜPhoreの開発に参加したのでしょうか?
かつてのリード開発者、Phroshiに開発にかかわることが出来るか尋ねました。彼は喜んで了承し、私はDiscordのTipbotの開発を始めました。その後、Phroshiが開発から退いたので私が開発を行っていました。最終的に、チームに参加しPhroshiの代役としてメイン開発者になるように要請され、私はそれを受け入れました。
- Phoreのどこが好きですか?
暗号通貨・コインについて情熱的な素晴らしいチームがあります。彼らのおかげで私は開発に専念し、他のメンバーにマーケティングなどの面を任せることが出来ます。
- Phoreにおける、Ethereumやその他のトッププロジェクトとの違いは何ですか?
Phoreは初期から拡張性が高く、利用用途に焦点を当て、ユニークな技術を所有しています。私たちの開発方法はEthereum のシャーディングの振興にももちろん影響されますが、根本的には異なる部分があります。私たちはPhore Blockchain上のブロック・トランザクションの検証のアルゴリズムを実行する方法などをSolidity上で非効率に実装せず利用できるようにします。技術の構築に専念しているEthereumと異なり、ブロックチェーンがスケーラビリティを十分に獲得したのちは、実際の利用用途の構築に焦点を当てる予定です。
- Phoreがロードマップをより詳細なものにアップデートしたのはなぜ?また、これによる利点はなんですか?
従来の予定では今年末にスマートコントラクトを導入する予定でしたが、当初導入しようとしていたサイドチェーンでの手法は、Ethereumのシステムを用いることで拡張が出来ます。また、スマートコントラクトの前に導入する必要のある重要な機能を特定しました。柔軟に開発目標を入れ替えることができるようにするため、ロードマップを変更しました。
- Phore Synapse, スマートコントラクトについて教えてください。
まず、スマートコントラクトはサイドチェーンへの1方向のみのペッグになります。マスターノードの担保に似たものですが、サイドチェーンのバリデータになるために約100PHR(変動有り)をバーンすることで、ブロックチェーン・チェーン間の通信を検証し、実行します。数秒以内の同期機能を提供できるステートレスクライアントは、Phore Synapseにおいては重要な役割を持ちます。なぜならば、異なるシャードの間で短時間にバリデータをシャッフルし、ネットワークの送金に対するセキュリティ機能を向上できるからです。Phore Synapse, Ethereum Shardingにおける大きな違いは、どんなタイプのブロックチェーンも我々はシャードとして実行できることです。最初は、1つのPhoreシャード、1つのスマートコントラクトシャードから始めるでしょう。
- 現在開発中の Go ウォレット, SPVウォレットについて違い、利点などを教えてください。
gophrは現在のノードの再実装です。gophrはウォレットではなく、Phoreのネットワークと接続するフルノードです。ウォレットやGUIが組み込まれているわけではありません。このコードベースの分離は、バグの発見・修正において非常に重要です。なぜなら、Goは可読性が高く、より多くの人にコードを理解・審査してもらうことが出来るからです。SPVウォレットの導入にはブロックヘッダーにステーキング出来る通貨の情報を書き込む必要があるため、ハードフォークが必要です(全UTXOをMerkle Treeとして記録)。これにより、通常のSPVウォレットより良いステートレスなクライアントを実装できます。ブロックヘッダー・ステーキングの証明情報のみを同期し、高速かつ安全な同期の機能を提供します。PIVXにおけるライトノードウォレットの実装例であるステーキングの検証のデータをメインサーバーに頼っているか、マスターノードから正しい情報を得る必要があるものとは異なり、より安全で、ブロックを完全に検証できます。
- 開発者として、Phoreにおける1~5年での長期的なビジョンは?
まずスケーラブルで、利用しやすいブロックチェーンの基盤を構築します。その次に、ウォレットやペイメントプログラムを含むユースケースの構築に焦点を置き、Phoreの大衆へのマーケティング・開発チームの採用に力を入れます。
- マーケットプレイスアプリケーションの長期的なビジョンは何ですか?また、オープンβはどれくらい続きますか?
マーケットプレイスのウォレットがRPCサービスに依存せず利用できるよう、フルリリース前にSPVウォレットを実装します。コミュニティが望む機能を追加し、OpenBazaarの直近の更新も取り込んでいます。
- 今年、Phoreの開発においてどのような課題がありましたか?
直近で最も困っていたプロジェクトは、マーケットプレイスのウォレットが接続するためのRPCサービスです。また、PIVXにおいて内在する問題への対処が必要なため、最小な時間を目指して解決を行う必要がありました。ゼロコインプロトコルのバグがその例です。
- 他のプロジェクトとPhoreにおいてコーディングの品質面で差はありますか?
殆どのプロジェクトは自身でコーディングをしていないため、あまり有用な機能がありません。しかし、常に実装可能な機能について分析し、他のコインより有用なプロジェクトの開発に取り組んでいます。直近では、コードをGoに移植する際にPIVX/DASH/BTCのコードをフォークし利用しましたが、多くの設計上の問題が発生していることがわかりました。例えば、C++クライアントにおけるPhoreのステーキング難易度の調整関数と新しいGoクライアントで比較してみると良いかもしれません。
- あなたの実態を知らない人のために、コーディング以外に何をしようと考えていますか?
ブロックチェーンのカンファレンスに出席し、Phoreについてプレゼンしています。最近では、スケーリングへの対策を議論するため、オレゴン州のブロックチェーンミートアップに出席し、Blockchain Futurist ConferenceなどでもPhoreの告知を行いました。

