住宅の耐用年数について(補足)

住宅の耐用年数に関する前回の投稿について、もう少し知りたい方がいるかもしれないので補足しておきます。

中古住宅の評価改善については、2014年に国土交通省が指針を出し、ちゃんとしたリフォームを施した中古住宅の評価が高まる枠組みができています。

http://www.mlit.go.jp/report/press/totikensangyo16_hh_000101.html

比較的わかりやすい概要↓

http://www.mlit.go.jp/common/001033820.pdf

また、これを受けて2015年、民民の宅建売買の際に使われる価格査定プログラムも改定されました。

http://www.retpc.jp/chosa/satei-2

民民の売買価格はあくまで売主と買主の合意で決まるものなので、これまでの慣例(中古住宅は築20~25年で価値ゼロ)を無視することも難しいとは思いますが、宅建業者は宅建業法により査定の根拠を示す義務があるため、この新しい査定プログラムも無視できないはずです。

前回投稿の簡単な試算ではインスペクションの効果を無視していたので、改めて、この新しい査定プログラムでどの程度評価が変わるのか、ご紹介しておきます。

静岡県で築60年、55㎡(長期優良住宅化リフォームの適用下限)の中古住宅で計算してみると

・インスペクションせずリフォームもしない → 32万円

・インスペクションするがリフォームしない → 36万円

・インスペクションせず長期優良住宅化リフォームする → 746万円

・インスペクションして長期優良住宅化リフォームもする → 955万円

という結果が得られます。リフォームするのであればインスペクションが重要ということがわかります。

以上、ご参考までに。