インターネットやデジタルがもたらしたもの

今週会社の合宿があるので頭の整理をしています。その中で見えてきたものを一度言語化しておこうかなと。

今回adtechでスピーカーの方々の話を聞いた時に印象的だったのが、みんな同じ話に行き着いてしまって、話がカニバっていたということです。

これある意味当たり前であって、各業種によって目の前に現れる事象は細かくは違いますが、その本質に戻ればもっと原理原則的な部分にいきつくわけです。しかし今まではデジタルとかインターネットのリテラシーが無いことで個別課題で捕まっていたものが、全体のリテラシーが上がること、またリテラシーが無い方が企業から減ってきた事により、全体最適の話に寄ってきているということだと思います。

これが顕著に表れているのが大きく2つあって、1つ目は商社と広告代理店とコンサルが強烈にその距離感を縮めているというもの。2つ目はアマゾン無双やGoogle無双やFacebook無双です。

住商がデジタルメディアや代理店、アクセンチュアがIMJを買収、IBMが代理店事業に進出と言った現象が起きており、これってインターネットやデータの出現によってアクイジション、アクティベーション獲得活動が今までのアートやセンスと言う領域から少なからずサイエンスに行えるようになってきたという事の極みです。

※この求人に違和感を感じるあたり自分はおっさんですねhttps://www.elite-network.co.jp/job_search/2963_42.html

アマゾンはリアル店舗にデジタルコンテンツに色々なモノを飲み込みにいっています。Googleに至ってはソフト領域からハード領域まで幅広く垂直統合をかけにいってます。Facebookは全てのメディアパワーを取り込んで行っている。

これが何を意味しているかということ、これまでは餅は餅屋でやってきたものが、競争の源泉いわゆるケーパビリティが皆似たようなスキルや能力に寄ってきているということです。今の所の理解で言えば前者はマーケティング(事業運営能力)人材の質と量、後者は保有しているデータの質と量と範囲でしょうか。今の時代において資金量はあんまり関係なさそうです。ケーパビリティがちゃんと構築されていっていればどのステージにいてもマーケットからお金は集めることは難しくない時代になりました。

オープンイノベーションの前提となっているポートフォリオマネジメントの維持という課題などはまさにこのあたりにかかっていて、自分達がこれまで飯食ってきたケーパビリティが力を失うことが見えているからこその思想です。

余談ですがまだこの大きい渦に巻き込まれてないモノがあるとすると、デジタルやインターネットへの依存が少なく、ブランド力が極端に強い事業でしょうか。アパレルやホテル業などはここに含まれそう。

話戻して、これらの事象から”妄想”できることは、当面の間(そうとう長そう)は寡占化がどんどん進み、益々業界業種といったライン引きが曖昧になるということ。すなわち儲かる会社と儲からない会社の差、儲かる仕事を出来る人材と儲かる仕事ができない人材の差も相当に広がっていきます。

そうなると、企業間における事業の売買が活発化するように思えます。会社にコミットするのか、事業にコミットするのか、すなわち「事業に生きる(顧客にコミットする)」のか、「経営に生きる(株主にコミットする)」のかを選択するキャリア形成が必要になるかもしれません。もしくはどちらも出来る人材でなければならないのかもしれません。

ちなみにこれをグロースハックスタジオに当てはめて考えて見ると、少なくともデジタル時代の勝ち筋ではなく、デジタルが当たり前になった時に現れる不を解決する為にワークしなければならないし、ツール開発からマネジメント手法開発にピボットしたのは結果的には2つ目の戦いから1つ目の戦いに舵を切ったという事だったんだろうと思います。

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