「火星―ウソカラデタマコト」 東京大学総合研究博物館

会場に足を踏み入れた瞬間、どこかで見たような展示だな、と思った。
 
それは、昨年同じ東京大学総合研究博物館で開催された「鉄―137億年の宇宙誌」であった。企画したのも同じ宮本先生で、今回も宮本先生自らが研究者にインタビューした映像が各ブースで流されていた。
 
ただ、今回違う(そして、どの博物館展示とも違う)のは、現在検討中の火星探査ミッション(MELOS)に提案されているいくつかの案の中から、来場者に選んでもらい、今後の計画の参考にするというのである。ただ展示を見るだけでなく、来場者が研究自体に関与してしまう、という斬新な企画である。
 
私はかねがね「サイエンスコミュニケーションは研究という営み自体に内在するものである」と考えているが、それが面白い形で具現化された企画だと思う。
 
火星に行ってみたくなった。
 
http://www.um.u-tokyo.ac.jp/exhibition/2010MARS.html

ブログ「たまには地球(した)を向いて歩こう。」2010.09.11より再掲

Like what you read? Give 小峰啓太 a round of applause.

From a quick cheer to a standing ovation, clap to show how much you enjoyed this story.