POLONIEXで取引高がやたら上がっているEinsteinium(EMC2)とは何なのか
POLONIEXをながめていると、突然EMC2というコードの通貨の取引が増えていることに気づきました。
coinmarketcap.comで見てみたところ、ここ数日の間で急に取引高が伸びている模様です。
突然でてきたこのコイン、いったい何なのかと気になったので調べてみました。
Einsteinium(コード:EMC2)とは?
まず調べてみるとEMC2はコードで、プロトコル名は、Einsteiniumとなっています。他のいくつかの暗号通貨(仮想通貨)と同様にコインの適切な運用を管理するためThe Einsteinium Foundation(アインスタイニウム財団)が存在します。また、プレマイングは行われておりません。
(公式サイト:http://einsteiniumfoundation.com/index.html)
基本的なスペックについてですが、
・マイニング方式:PoW
・暗号化方式:Scrypt
・最大発行量:299,792,458
・取引承認目安時間:約60秒
・ブロック報酬:1024(ブロック報酬半減期あり)
といった感じです。
余談ですが、Einsteinium(アインスタイニウム)とは、原子番号99番の元素です。
Einsteiniumは、科学研究発展のために使われる?
この新たな暗号通貨「Einsteinium」は、何のために存在するのかですが、公式サイトによると、科学研究費用の調達のためのようです。
Einsteinium is a cryptocurrency with a philantropic side goal of funding scientific research and school projects!
Einsteiniumでは、各ブロックの内2.5%のコインがアインスタイニウム財団に寄付されます。(2%が科学研究費用に、残りがマーケティングなどの諸費用に割り当てられます。)
ランダムに発生するワームホールとは?
Einsteiniumでは、ブロック単位とが別にEpochという区切りが存在します。
この各Epoch中で、ワームホールというイベントが発生します。ワームホールイベント発生時は、ブロック報酬が2973 EMC2になります。
発生のタイミングは、各Epoch中にランダムに起きる場合と、各Epochの最後の180ブロックの場合の2つです。ワームホールというイベントは、Einsteinium独自のものと言えます。
最後に…
さて、いかがだったでしょうか。簡単にEinsteiniumについて説明させていただきました。ウォレットは、WindowsとMacの両方で利用ができます。また、現在こちらのコインを扱っている取引所は、POLONIEXとBIT TREXです。
常に一定割合が、科学研究の発展のために寄付される、なかなかおもしろいコンセプトですね。能動的に寄付をしようとなると、なかなか行動に転換しないことも多いかと思いますが、自然にコインを利用することで、自動的に寄付に繋がっているとなると、利用の出口次第で可能性はあるのかなと思っています。
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