壊れた TimeCapsule からデータ救出できた件

ma2ge
6 min readDec 24, 2018

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Time Capsule が壊れてしまったものの、幸いにしてデータ救出できたメモです。

Time Capsule 壊れる

11月くらいに Time Machine でバックアップされていませんと表示がでるようになり、Time Capsule を見てみたところ LED が付いていないことに気づきました。とりあえず状況を確認するために、何度か電源を繋ぎ直しても LED は反応なしで動いている様子もなく、少しだけ暖かくなる状態でした。ネットで調べた感じだと、壊れているのはほぼ確定で、Apple Store に持って行ってもデータを救出してくれるとかはなさそうでした。Time Capsule は今後生産しないとのことで、とりあえず代替となる Time Machine に対応したバックアップ用 NAS を買ってきてバックアップまでは一旦対応しました。

ちょっと話がそれますが、Time Capsule は電源スイッチもなく電源コード直接繋ぐんですよね…この仕組みが未だにちょっと怖い。

Time Capsule のハードディスクからデータ復旧

とりあえずバックアップの対応までは済んだものの、壊れた Time Capsule に写真データが入っていたような気がして、ハードディスクだけでも救えないものかと考えていたのですが調べるとそれっぽい情報が出てきました。

まさにこれとかはぴったりの記事だったので、これをもとにダメ元で Time Capsule を壊すことにしました。

Time Capsule を壊して HDD を取り出す

Time Capsule を、

Time Capsule 2TB のモデル

ひっくり返して、

Time Capsule 裏面

裏側のシリコン?を剥がしていきます。この時ドライヤーで熱を加えつつやると剥がれやすくなります(剥がしづらいので労力も半分以下になります)。

結構しっかりくっついているので、最初は思い切り引っ張りました
最初から半分くらいまでドライヤーを使わなかったので、途中から使い始めたら綺麗に剥がれ始めた図

全部剥がしました。このモデルでは、以下の赤丸した箇所のネジを外すことで蓋が外れました。

HDD を取り出すために取り外す必要のあるネジの箇所

HDD はこんな感じで付けられており、熱を感知するセンサーを外し、SATA のケーブル類を外して軽く持ち上げると取り出せました。

上の赤丸が熱の感知センサー、下側は SATA と電源のコネクタ
熱センサーを外した後はこんな感じ
HDD を無事取り出せました

HDD への接続

今回初めて知ったのですが、SATA や IDE から USB に変換できる装置が売っています。HDD に接続することでドライバーもなしに、HDD が外付けドライブとして使えます。すごい。

Time Capsule から取り出した HDD は SATA だったので、こちらのモデルを買いました。Mac に対応していると書いていなかったのですが、Amazon のレビューを信じる限り、DVD などの光学ドライブはダメっぽいですが、HDD はいけるとのことで買ってみました。

※Amazon アソシエイトのリンクです。

接続の順序は大事そうなのでメモ。HDD の SATA ケーブルと電源を接続し、SATA 側にスイッチを切り替えます。

写真に写ってしませんが、SATA の先にある装置のスイッチを S に入れます

電源アダプタをコンセントに挿し電源スイッチをオンへ、

電源を入れ、スイッチをオン

それから USB を接続します。

USB 接続

3つ機器がマウントされましたが、このうち Data がいつも使っていた Time Capsule のデータ領域だったので開きます。

3つ機器がマウントされた

アクセスできない旨の表示がされましたが、アクセス権限を設定することで無事 HDD の中身にアクセスできました。

アクセス権がないエラーが出たものの
アクセス権の「カスタム」を「読み/書き」に変更してアクセスできるように

中身のデータも問題なく、運良く HDD 自体は壊れていなかったようです。特に変な音もしませんので、HDD 自体はまだしばらくは大丈夫なのでしょう。

まとめ

Time Capsule が壊れても HDD は大丈夫なこともある。

SATA を USB 機器に変換できる機器があって便利!

参考記事

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