暗号通貨とそれらが織りなす経済圏について④

ステーブルコインを書くと言っておきながら、帰り道に踏み切りが開くのを待っていたら、直観で、跳び箱の踏み板よろしく「インターオペラビリティ!」という言葉がふってきたので、簡単にそれだけ踏ま、いや触れさせてください。前回あまり触れられていない気がします。

簡単になら触れる意味ないじゃん・・・さっさとステーブルの話に行けよ・・・と思われたらすみません。ただ大事なことなのです。もちろん真に迫れるかというと難しいテーマなのですが、看過できず。無知をさらすようでお恥ずかしいことでもあるのですが、踏んでみたいと思います。

昨日、流動性のお話をしましたが、これが暗号通貨の取引増加、普及にとっては生命線でもあり死活問題にもなってきます(言い過ぎでしょうか、いや、そんなことはないはず)。

異なるチェーン間での取引をクロスチェーン取引といったりしますが、異なるブロックチェーン間でのトランザクションを可能にすることを、「インターブロックチェーン」と言ったり、「クロスチェーン」と言ったりします。

さらには、「インターオペラビリティ」という言葉もあったりします。

異なるチェーン間の相互運用性のことを示すようです。

これらは、何のためにあるのでしょうか?コインの流動性の確保のための方法の一つだと思います。

ビットコインやイーサリアムなど、基本的に異なるブロックチェーンに乗った暗号通貨は、それぞれの仕様が異なるブロックチェーンに閉じた状態でトランザクションが発生し、そのチェーンの中でやり取り=取引されます。で、そのブロックチェーンごとに生成された暗号通貨の価値を、既存のエクスチェンジで売買しているわけですね。BTCとビットコインブロックチェーンがセットであるように、ETHとイーサリアムブロックチェーンもセットです。

なので、確かに、異なるチェーン間でコインの相互乗り入れができて、ビットコインとイーサリアムがやり取りできれば、既存のエクスチェンジを介さず取引ができるので、異なるコイン同士がよりスムーズに交換されるようになり、利便性が高まり、言うことないわけですね。

ただ、私、このどうにも「インターチェーン」とか「クロスチェーン」とつくやつが苦手で、なんか正体不明の夢物語的に思っていたのです(申し訳ない)。なぜなのでしょう。おそらくですね、インターブロックチェーンやクロスチェーンに関して、腹オチできる技術含めた設計の説明に、キチンとお会いしたことがないからなのです。

ど素人め!と思われるかもしれませんが、でもそうなのです。構想についての絵はいくつかお見受けしたことがあるのですが、ちょっとやそっと調べただけでは、全然足りぬようなのです。

ただ、COSMOS(コスモス)というインターブロックチェーンについては、以下にその仕様が感じ取れる記事がございましたので、フムフムと思いました。難しいのですが、Tendermint(テンダーミント)というパッケージエンジンを提供しており、それがあればエンジニアの方はパブリックでもプライベートでもイーサリアムのコードベースで、ブロックチェーンを作ることができるそうです。

https://blog.cosmos.network/understanding-the-value-proposition-of-cosmos-ecaef63350d

ネットワークとコンセンサスのレイヤーを作ることができて(これは分散型台帳に必要なもの)、それがあればあとはABCIというインターフェースを介してその上にアプリケーションレイヤーを構築すればよいよ、という何とも魅力的?なお品物です。かつ、IBCプロトコルによる connectionを張れば、それを介して異なるアプリケーションが上に載ったTendermintたちがつながることができて、それがつまり、インターブロックチェーンになるよ、ということのようです。

IBC connexionを介して「ゾーン」同士が、「ハブ」に繋がり、繋がれたすべてのゾーン同士を、つまりブロックチェーン同士をそれぞれの暗号通貨が行き来できるよ、と。はえー。なるほどな、こりゃすごい、と思いました。・・・はい、ちょっと省略しすぎているところもあり、すみません。

そりゃ、OmiseさんもこのCOSMOSとしっかり二人三脚したいよなぁと思います。

上記とは別に、前回少し触れたアトミックスワップは、また別のやり方でクロスチェーン取引を可能にするものなので、これももう少し読み解きたいなぁ、、、と思います。個人的には、こちらのアトミックスワップの方がプリミティブな感じがしてワクワクします。

ここまでとなりすみません。せっかくなので、アトミックスワップはまた次回。そして次にステーブルコインのお話に移れればと思います。

今夜もありがとうございました。