ネコ好きが、新フォーマットでライタソンをやった話。

Mami Enomoto
8 min readDec 19, 2017

--

12/16~17(土日)、Code for Cat のメンバーと共に、神戸に行ってライタソンをやってみたら、沢山の発見があったのでレポートします。これは、Civic Tech アドベントカレンダー 2017、19日目の記事です。

Code for Cat とは

コードフォーキャットは、
地域猫を地域の資産であると捉え、殺処分(収容数)ゼロを目指している団体の活動を支援するために、IT技術を活用した、持続可能な仕組みを開発し、継続的な支援を行っていくことを目的としています。

ネコとヒトのとってもステキな関係のために。

2015年のCivic Tech Forumでのアンカンファレンスで誕生して以来、継続的な活動と、様々なトライ&エラーを続けてきました。Code for Cat が現在進めているプロジェクトの1つにCatBot プロジェクトがあります。

CatBot とは

ネコに関するあらゆる疑問質問に応えるChatbot(自動応答)サービスです。ネコとヒトが長く付き合っていくため、ネコに対する正しい知識と正しいつきあい方(飼い方)の普及啓蒙を目的としています。

ライタソンをやってみた

Catbotの作成プロセスにライタソン(Write-a-thon)を取り入れています。ライタソンは、Write(書く) と Marathon(マラソン) を掛け合わあわせた造語です。

CatBot の質問とそれに対する様々な回答を、飼い主さんやネコ好きさん達と一緒に書き出して集めていきます。

12/16~17(土日)に、神戸市で開催された「ネコ市ネコ座」というイベントは、2日間で1万人を超えるネコ好きが集まります。ハンドメイドの猫グッズ販売やトークショー、写真展などたくさんのコンテンツが あり、保護猫活動や猫問題の解決策を楽しみながら知ってもらうキッカケの場になっています。イベントの収益は保護猫活動に当てられます。

Code for Catの活動趣旨にも合致したイベントで、ネコに関する質問を集めるには最適なイベントと考え、ライタソンを実施することとなりました。

今回は、イベントの展示スペースでの実施だったため、ワークショップ形式ではなく、パブリックインスタレーション形式で実施しました。

うちのこ ”あるある” を大募集

まず、イベント来場者のみなさんから、ネコのちょっと変わったしぐさや行動、困ったことを集めました。集まったあるあるの一部を紹介します。

好きなところ

好きなところはいっぱいあって、書ききれません。

困るところ

困っちゃうんだよね〜、と言いながら笑顔の飼い主さんたち。
食べてはいけないモノを食べてしまうコトには、注意が必要ですね。

おかしなところ

ネコの様々な個性が見えてきました。「あ、この仕草、うちの猫も同じことするわ。うちの猫だけじゃなかったのね〜」と、猫それぞれのストーリーを聞くことができました。

あなたからの ”質問” を大募集

続いて、飼い主さんたちの素朴な疑問を書いてもらいました。
からだ・しぐさ・食・病気・つきあい方・災害の6つのカテゴリについて、素朴な疑問を書き出してもらいました。こちらも一部紹介します。

書き出された質問を見て、別の飼い主さんが回答を書いてくれることもありました。これらの質問に対する回答は、獣医師さんや行政など専門家の監修をうけながら、今後整理していきます。

やってみて、得られたこと

ライタソンの独自フォーマットがうまれた

もともとは、Code for America のShebaさんから、”Honolulu Answers の作成プロセスでライタソンを実施し、市民に参加してもらいながら作り上げた”という話を聞いて、参考にしたいと思いました。

けれど、実際にCode for Americaのライタソンに参加したことはないし、詳細なやり方や実態は分からない部分が多かったから、Code for Catメンバーと実験をしながら、ワークショップのやり方をつくっていきました。わからないからこそ、既存のやり方に囚われることなく、自分たちの目的にあったやり方を見つけることができたことは、結果的に成果を生み出すことに繋がったと思います。

また、今回ネコ市ネコ座という機会を頂いたことで、この独自フォーマットを検証でき、次のアクションに繋がりました。次回は、ワークショップ形式での開催を予定しています。

次のステップ

ワークショップを開催し、ネコに関する疑問・質問をさらに集めていきます。また、獣医師さんや行政など専門家の監修をうけながら、質問に対する回答を整理し、質疑応答サービスを作っていく予定です。

Special Thanks !!

たくさんのネコに関する情報やストーリーを書いてくれたネコ市ネコ座の来場者の皆様、ご協力ありがとうございました!
このような場と機会をくれたネコ市ネコ座のみなさん、ありがとうございました!

Code for Cat メンバーのみなさんも、ありがとうございました!神戸に来れなくて遠隔からサポートしてくれたメンバーもありがとうー!

あなたも参加したい?もちろんWelcomeです!

今回のライタソンにあわせて、Website、Instagram、Twitter、Facebookページ作りました。

今後情報をアップデートしていく予定です。

ワークショップや、CatBotリリースのお知らせを受け取りたい方は、是非フォローしてくださいね。

http://code4cat.org/

そして、Code for Catでは、ネコ好きのためのSNS Catdon(通称、ネコ丼)を運営しています。しあわせなCatdon Lifeを一緒におくりましょう。

--

--

Mami Enomoto

シビックテックしたり、DjangoGirlsしたり。aiboと遊んだり。