交換留学のための書類選考準備(慶應)

こんにちは。先日は「交換留学でも英語力は上がるのか」について経験をもとに自分なりの見解を書かせていただきました。

留学を目前にワクワクドキドキしている後輩達をみながら、自分は「留学前はなにが1番不安だったっけ?」、、、ということを考えていたらたどり着いたトピックでした。

さて、今日は2年前に思いを馳せながら(笑)「交換留学の準備」について書きたいと思います!!

慶應の第1期(主に北米やイギリスなどの英語圏の学校とシンガポールや香港などのアジア圏の学校)の交換留学の学内書類選考提出締め切りは9月の終わり頃です(私自身は締切日の10月1日に提出した記憶がありますが笑)。

今年応募する人は、この夏休みを利用して準備に明け暮れているのではないでしょうか。また、まだTOEFLやIELTSのスコアが足りてない人はその勉強に勤しんでいる頃かもしれませんね。

留学に行きたいと思い始めた時期、書類の準備をし始める時期、英語の試験を受ける時期は人によって全然違うと思います。

人それぞれですが、私がどのように応募までたどり着いたのかを参考までに書かせていただきます。

交換留学の学内選考を通過した後に「子供の頃から、または大学入学前から、或いは大学一年生の頃から留学することを考えていた、夢にみていた」という人にたくさん出会い、彼らの想いの強さに驚嘆したのを覚えています。

というのも自分はそうではなかったからです。私は大学二年生になってから「留学も悪くないかも?!」と思いはじめたので誰よりも遅いスタートだったわけです。

大学二年生になってすぐ、留学志望の友達がちらほら周りに現れ始めました。「留学行きたい」、「今年交換留学に応募する!」、「留学先ではこんなことしたい!」といったことを生き生きと話している彼女たちをみて、ふと「留学っていう選択肢もありかも!!!」と思うようになっている自分がいました(当時の自分が軽すぎて、長年留学のことを考えていた人たちに対して申し訳ない気持ちになります、、)。

まず、交換留学を応募するにあたって必要とされている要素は3つあります。

①良い成績(GPAは3以上、できれば3.5以上あるといいでしょう)

②TOEFL又はIELTSのスコア(TOEICや英検のスコアでは応募できません)

③留学への熱い想い(ちゃんとした志望理由)

交換留学は、自分が行きたいと思っている時期のちょうど一年前に選考プロセスがはじまると考えていいでしょう。例えば、私の場合は三年の夏から四年の春にかけて留学したかったので、二年の9月までに全て準備しなければなりませんでした。

二年生になってから留学への想いを抱きはじめた私。誰よりも出遅れたスタートで、間に合わないかもしれないという不安に駆られながらもできることからやっていくことにしました。

三年生から留学に行く場合、選考に使われる成績は二年の春までのものになります(二年生から留学に行く人は一年の春学期の成績だけです)。

二年の春までの成績なので、もちろん留学のことを一切考えないで過ごしていた一年生の頃の成績も使われるわけです。

幸いなことに、無駄に真面目な性格が功を奏して大学一年目でも割といい成績を取っていました。

なんとなく真面目に授業に出ていたのですが、この時はじめて一年生の頃の自分に感謝しました笑

というわけで、①の成績はなんとかクリア。二年の春学期で気を抜かなければとりあえず大丈夫そうだということで安心しました。

ぼんやりと留学を考えはじめたばかりの当時の私は、そもそもなんで交換留学に行きたいのか、なんで語学留学でも私費留学でもなく交換留学を利用しなければならないのか、についてはっきりした意志を持っていませんでした。

そこで、これからイギリスへ交換留学をするという同じ学部の知り合いの先輩に連絡を取り、話を聞くことに。二年の五月頃だったと思います。

単純に日本から出たいと思ってた私は(馬鹿ですね、、笑)、とりあえずアジア圏が好きだったので「シンガポールに行きたい」、「香港もいいなあ」なんてことを考えていました。

でも「そんな甘い考えでは交換留学は通らないよ」ということを、この時会ってくれた先輩は優しく親切に教えてくれました笑笑

「もう一回考え直してみたら?」

「場合によっては留学する必要がないかもしれないし」

この言葉がずしっと心に響きました。

この先輩に五月というタイミングで会っていなかったら今の私はないと言っても過言ではなく、私はこの時を境に「自分は本当に交換留学がしたいのか」、「留学先ではなにを勉強したいのか」、「それは日本にいてもできることではないのか。だとしたら海外に行く必要はないのではないか」、などなど日々自問自答を繰り返すようになりました。

なぜ交換留学でないとダメなのか、についてですが「慶應の学費で海外の大学に留学する方が休学して慶應と現地の大学の両方にお金を払うよりずっとお得だから」というのが正直なところでした笑

もちろんそんな理由だけで交換留学をさせてもらえるわけもなく(まず書類選考で落とされるし、通ったところで面接官の前でそんなこと言えないですよね汗)、目的別に留学の種類を分類して書き出すところからはじめました。

⑴交換留学→海外で勉強したいものがある人、将来の夢や目標があり、その道を進んでいく中で留学がmustだと思っている人、それをちゃんと説得力のある形にして語れる人、語学はある程度のレベルに到達している人(特に英語圏)

⑵私費留学→海外留学をしたいが交換留学で応募するには成績が芳しくないorTOEFLかIELTSのスコアがあまりよくなかった人、慶應の協定校の中に行きたい大学がない人、お金がある人

⑶語学留学→とりあえず英語が喋れるようになりたい人、語学力向上以外の留学の目的は特にない人、単純にTOEICのスコアをあげたい人(その方が就活の時に役立つと思ってる人)

この分け方に異議申し立てがある人もいるかもしれませんが笑、今回はこれがメインではないですし、あくまでも私個人の見解なのでお許し下さい。

こうやって分類してみると、私は私費留学か語学留学をするべきなのかもしれない、、、と思いました。その選択でもよかったかもしれませんが、「せっかく応募できる成績を持ってるのにここで諦めたくない」という気持ち、また親からは日頃から「大学は四年間で卒業するように」と言われていたことを思い出し、

「やっぱり交換留学に応募しなきゃ!!!!」

という結論に辿り着きました。

まず、留学しても四年間で卒業できるのか、ということについてですが、私が所属していた文学部ではそれが難しいといわれていました(交換留学応募者の多くが、柔軟に対応してくれるSFCや法学部政治学科の生徒ばかりで文学部生はごくわずかというのも理解できます)。

そこで学生部の文学部の人のところへ聞きに行きました。

文学部では、17専攻のうち仏文科と美学美術史専攻だけが履修の仕方によっては四年間で卒業できるということでした。

私はたまたま美学美術史専攻だったので、本当に運が良かったとしか言えません。嬉しくてホッとしたのと同時に「本格的に交換留学を目指さなければ」という思いに駆られて背筋がピンとなったのを今でも覚えています。

留学の目的をしっかり見つけなければならないというタスクの他に、私にはTOEFLかIELTS を受験しなければならないという重大なタスクが待ち受けていました。

というのもその時まで留学のことを意識しないで生きてきた私は英検とTOEICしか受けたことがなかったのです。

大急ぎでTOEFLとIELTS の受験日と申し込み締切日を調べ、とりあえずIELTSを七月に受けることになりました。IELTSを選んだ理由は、speakingは生身の人間と話す方が話せるのではないかと思ったのと、イギリス、カナダ、アメリカの大学を幅広く考慮に入れてたこともあり、TOEFLを一切受け入れないイギリスの大学にも対応できるようにしたかったからです。

今は制度が変わり、もっと早くなったと聞いていますが(2017年8月現在)、当時(2015年7月)のIELTSは結果が出るのがTOEFLに比べてかなり遅かったので、七月に受けたもの(確か申し込みは5月か6月のあたまでした)で応募にギリギリ間に合う状態、一発勝負という感じでした。

IELTSの試験を七月に控え、それまで精を出していたフランス語の勉強を一旦やめて(単純に好きだったのでやってました笑)、参考書を買いに行きました。

本屋に行くと、TOEICの参考書は有り余ってどうしようもないくらいあるのに、IELTS の参考書は見事に少なかったです。

IELTS の勉強をスタートさせつつ、留学の目的を探すことにした私。当時学校では半期で約35単位の授業申請をしてしまっており(3、4年で苦労しないためです)、多忙な日々を送ることになりました。

志望理由についてですが、「そもそも私は何に関心を持っているのか、、、、」というのが自分でもイマイチよくわかっていなかったので洗いざらいノートに書き出すことにしました。

歴史、音楽、芸術、文化、民俗、英語、国際関係、映画、宗教、、、etc.

我ながら本当に文学部らしいチョイスだなと思いますが笑、このように自分が好きなものを書き出していく中で高校生の頃から気になっていたことがあったことに気がつきました。

私は昔から男女差別とかそういうものに人一倍敏感で、フェミニストの素質があったのです。

「女だから〜」という括りで物事を話す大人が嫌いで、女だからこれは諦めた方がいいとか、そういう考え方をする人にも反感を持っていました。

高校生の頃はこれが学問として追究できるものだとは知りませんでしたし、日本ではほとんどの大学がこのような学問を専攻として扱っていないので、大学で追究するという発想もありませんでした。

しかし海外の大学のホームページをたくさんみているとgender studies, women’s studiesというwordが当たり前のように出てきます。

これだ!

と思いました。

私が勉強したいもの。でも日本ではなかなかできないもの。留学しなければ学べないもの。

その学問が盛んなところはどこかという視点から志望大学を絞って行き、北米の大学が1番いいという結論に到達しました。

またこの学問は専攻である美術史の視点からも研究できるものだったのでこの時に私の卒論のテーマまで決まってしまいました笑

今、アメリカの大学で勉強できて本当によかったと心の底から思っている自分がいます。

あの時適当にアジアの大学を選んでいたところで勉強したいことはできなかったかもしれません。

それどころかまず書類選考で落ち、交換留学という貴重なチャンスを逃したかもしれません。

行きたい国は旅行や短期のプログラムで行けばいいのです。

私はそうやってマレーシアに行きました。

約1年間の交換留学は旅行とは違うという当たり前のことをこのプロセスを通じて実感しました。

そう思うと、交換留学に応募するというのは自分自身を見つめ直すいい機会だったし、諦めないで挑戦してよかったという気持ちになります。

最後に

二年の春から英語の勉強と並行させて志望理由を考えていたわけですが、私が本格的に書類の準備、まとめに入ったのは9月の中旬からで、これもまた誰よりも遅いスタートだったと思います笑

当時、ネットで慶應の先輩達のブログをいくつか見つけて読んでいたのですが、夏休み全部かけて、または夏休み前から志望理由を書き始めていたという人ばかりで正直焦りました。

でも、はっきり言って、やりたいことや想いがはっきりしているのであれば

1週間で書類の作成時間は充分です。

もちろん自分の意志がその頃までにはっきりしている場合に限りますが。

そして前もって海外の友達やネイティヴの人、英語の先生などに添削をお願いしておきましょう(志望理由と留学計画は日本語と英語で書く必要があります)。

長々と書いてしまいました。

最後まで読んでくださりありがとうございます。

これから交換留学を目指す人の参考になれば嬉しいです。

では!