【英検1級】たった1ヶ月で一次試験合格?!私の勉強法〜単語編〜

Mao Asato
Apr 8, 2022

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今回は私が英検1級一次試験前の1ヶ月でどんな勉強をし、合格することができたかについて書き残そうと思います。初回は単語編です!

今回の試験のために勉強したのは約1ヶ月なのですが、英検1級受験自体は2回目だったのでまずは初めての時(不合格だった時)の状況やレベルについて、それから今回の受験1ヶ月前の私のスタートラインがどのレベルだったかについても記載させていただきます。

どのレベルから勉強をスタートしたのか、把握いただいた上で勉強法を参考にしていただけますと幸いです。

試験に向けて勉強する前の私の英語レベル

私が英検1級を初めて受けたのは約4年前、大学4年生の秋でした(2017年10月)。その時は一次試験で不合格。同級生の中で既に1級保持者がいたのでこの時はとても悔しかったのを覚えています。

当時の英語力はアメリカの交換留学帰国後ということもあり(9ヶ月間・2セメスター分留学していました)、そこまで悪くはなかったはずです(TOEICのスコアは895でした)。

TOEICよりも英検1級の方が難しいとよく言われていますが、本当にその通りだと思います。

その後いつかリベンジしようと思ってはいたものの「受けたら受かるかもしれない」という気持ちになるまでには4年かかりました。

社会人として忙しかったこともあり、またTOEIC895でも「英語ができる人」として認識してもらえることが多く、英検1級を持っていないからといってそこまで困ることはなかったので4年間英検のための勉強をすることもなく時が過ぎていました。

それではなぜ今回再受験をすることに決めたのか。

一番の理由は、ある時職場で同僚の会話を一度ですべて理解できるようになってきたことに気づいたからです。

現職では外資系企業に勤めており、日本人以外の社員も半数程度いるようなグローバルな環境です。英語での会話は常に耳にしており、また自分自身も英語で話す機会が多々あります。

仕事においてスピーキングやリスニング、メールのやり取り等すべてにおいてストレスなくこなすことができていると感じた時、「今なら英検1級に合格できるかもしれない」と思うことができました。

またハリウッド映画や洋楽が好きで、海外のユーチューバーも毎日のように見ていたので徐々に英語力が上がっていたのかもしれません。

恵まれた環境に身をおいていたおかげで英語力は着実に上がっていると感じてはいたものの、やはり英検1級は最難関。何も勉強せずに臨むわけにはいきません。

前置きが長くなってしまいましたが、今回の1ヶ月の勉強法記事は既にTOEIC800点台後半〜900前後レベルの人、もしくは大学時代に留学経験のある人、帰国子女等ある程度英語が得意な人向けになることをご了承ください(現時点で英検準一級合格直後レベル、TOEIC700点台レベルの方にはあまり参考にならないかもしれません。。)

具体的な勉強法について

単語を制するものは英検1級を制すると言っても過言ではないくらい、英検1級において単語力は途轍もなく重要です。なのでまずは単語編ということで英検1級レベルの単語をどのように勉強したか書いていきたいと思います。

1回目の受験時の私の敗因は紛れもなく「単語の暗記に注力しなかった」からです。

因みに余談ですが「英検1級の単語は難しすぎてマニアックだから覚えても日常的に使えない、意味がない」ということを言う人がいます。

覚えてみて私が感じることとしては、「絶対に英検1級レベルの単語はマスターした方がいい!!」ということです。

英検1級受験前後にハリウッド映画を数本観たのですが映画では結構1級レベルの単語とイディオムが出てきます。

それまでなんとなく理解して観ていたものがクリアになり、ストレスなく楽しむことができました(Netflixで映画を観るときはわからない表現が出る度に動画を一時停止してスマホのNoteにメモしてから再生するという勉強方法を大学1年生の頃からやっているのですが英検1級の勉強をしてからは動画を一時停止する頻度が減ったので映画の内容に集中できるようになりました笑)。

英検1級レベルの単語をマスターしておくとTOEICレベルの単語はわからないものなんてほとんどない無敵の状態になるのでTOEIC点数UPにも繋がると思います。

本題に戻りますが、英検1級では英単語と熟語だけで25問あり一問の配点は長文読解問題の設問と同じです。どんなに長文読解ができてそこの得点が高くても単語セクションで全問不正解の場合、ほぼ確実に不合格です(合格ラインは約7割と言われています)。

英検1級の単語レベルを効率よく頭に入れられる教材は「パス単」です。頻出度順にA→B→C→熟語という四部構成になっていますがこの頻出度は信用しない方がいいです。

本の最初に「時間のない人はまずは頻出度Aだけでもやりましょう」というような記載があるのですが、私が過去問集6回分を解き、出てきた単語を全てパス単で確認した結果(パス単に載っていない単語もありましたが載っていたものだけ検証した結果)、多くの単語が頻出度Cから出ていました(2021年末時点)。

またパス単で最後のセクションになっているせいで勉強がおろそかになりがちな熟語ですが、必ず出題されますので重点的に覚えるべきだと思います。ここで点数を落としてしまうのは非常に勿体無いです。

試験ではパス単に載っていないものも出ますのでパス単の単語を全て覚えたからと言って単語セクションで確実に満点が取れるわけではありません。ですが、パス単に載っている単語を全て覚えておくことで単語セクションだけで80%以上の正答率は狙えると思います。長文読解で多少ミスしても合格できるよう、単語セクションで無双することが大事です。

また、私のように1ヶ月という短期間で単語を完璧にしたい場合、「パス単」の本に加えてその本の内容と連動している(本を購入するとアプリのQRコードが載っております)「英語の友」というアプリをインストールし、1800円/月を1ヶ月だけ課金して毎日暇さえあれば単語クイズを解きまくり、お風呂に浸かる時や朝の出勤前、出勤時の電車の中、料理中や洗濯物を畳んでいる時間、筋トレ中等あらゆる時間にシャッフル再生をして聴き続けることを強くオススメします!

課金するかどうか私も非常に悩んだのですが(月1800円かかるアプリって高すぎませんか?!笑)、1ヶ月だけと限定することでその期間自分を英単語漬けにできるので自分を追い込むためにもオススメです(2ヶ月目に突入する前に定期購読を解約する手続きをお忘れなく!)。

無料でもアプリは利用できるのですが単語クイズは一回10問のクイズが1日3回までしかできないので、1ヶ月でパス単を全部覚えるには全然足りません。1日20回でも100回でも隙間時間はずっと単語クイズをやるくらいの勢いで、遊び感覚でやりましょう!!!

パス単に載っている単語の音声は無料版でも聞けるのですが、課金すると英語の後に日本語が繰り返されたり、単語を使った例文もアプリ内で見ることができ、その例文の日本語訳も記載されているので本がなくても体系的に勉強することができます。

単語の音声再生も課金するとシャッフル再生が自由にできて頻出度に関係なく単語を暗記し直すことができるし、わからない単語や覚えられない単語はチェックボックスにチェックをつけておけば、そのチェックマークの単語のみ音声を再生することもできるので苦手を重点的に潰すうえでも効果的でした(ちなみに私は半分くらいチェックマークがついておりました汗)。

まとめ

アプリとパス単(ほとんどアプリですが)を並行し、パス単の本の方にもわからなかった単語には全部付箋をつけてそこを重点的に繰り返すということを続けた結果、1ヶ月で英検1級の単語を制覇することができました。

試験本番の単語セクションの正答率は8割程度でした

〜単語を制するものは英検1級を制する〜

英検1級合格に向けての単語学習の参考になりましたら幸いです。

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Mao Asato

ピアノ弾き🎹/IT企業のHR👩🏻‍💻/慶應文18卒👩‍🎓/米留学'16-'17🇺🇸 /ピティナ・ピアノコンペティショングランミューズ部門A1カテゴリー本選奨励賞/英検1級/TOEIC925/IELTS7.0/仏検3級