嫌なことが起きた時に、「邪」で返すのは三流(今週のパンチライン)

「小東、お前、『邪』が出ているぞ。」
先日、上司に指摘されたことです。
私は仕事でもプライベートでも、テンションを上げることを常に心掛けているのですが、
何か上手くいかないこと――特に自分のコントロールできない面で――が起こると、
「俺が悪くないのに、なんで?」などと言い、有り余った活力があらぬ方向に行ってしまいがち(顔に出てる、らしい)です。
今回はそれについてまとめてみました。
■目次
自分の進め方を押し通してしまうと
やり方が合っている否かの問題ではない
この経験から学んだこと
▼自分の進め方を押し通してしまうと
私はWebメディアの編集者として、記事の企画や発注、コンサルティングなどチーム内外の方とお手伝いさせてもらう機会が多いのですが、
これを先に進めた方がいい、とか
この記事は絶対作るべき、とか、
自分の中の正解(仮説)を持って、相手をリードしつつ軌道修正する、「前に前に進める」巧遅拙速的なやり方を得意としています。
そんななか、先日コンサル相手のチームの進みが問題となり、
直接会って担当者に話を聞き、「ここが問題だから上長に直接お伝えしよう!」ということがありました。
こちらは通常業務の傍ら、予定にないヒアリングを行い、
また相手チームのためを思い、直接お伝えしに出向いたのですが、下記のような返事が。
●担当者が変わり、方針も変わった
●やってくれるのは有難いけど、そんな重要とは思ってない
●進めるなら勝手にやっておいて(余計なリソース使わないで的な)
なーーーーーーーんでやねーーーーーーんッ!!
私は(恥ずかしながら)混乱してしまい、その場は塩対応で報告を済ませ、オフィスに戻るとキーボードを乱打して、チームのチャットに箇条書きで半ば乱暴に自分の上長に報告しました。
※その月の飲み会ではチームメイトから滅茶苦茶ネタにされました。「句読点も入れずに長文マンwww」とか言われました。

▼やり方が合っている否かの問題ではない
「小東。相手の心無い対応があった時に、ネガティブで返すのは良くないな。」
―いやー、分かってたつもりでしたが、つい出ちゃいました……
「満員電車の時に、身体がぶつかったらヒジテツで仕返すオッサンいるだろ? そういうのは、いわば『邪を以て、邪で返す』みたいな。」
―たしかに。自分の思っている進め方と違っても、その不満を相手にぶつけたらダメですね。
「そう、相手にも相手の考えがあるからね。この本を読んだらいいよ、『かぼ』。」
その時に私はメンタルカウンセラー石井裕之氏の著書を教わり、読んでみました。
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・悪意のほんとうの目的は、その悪意をネタにしてどんどん悪意を広めようとすることなんだよ
・一緒になって醜い心に巻きこまれずに、冷静に淡々と対処すればいい
・自分が理解されるよりも前に、まず『私は相手のことをほんとうに理解してあげているだろうか?』って考えてみるんだ。
・魂の世界では、自分が理解されるかどうかなんてどうでもいいことなんだ。理解されようとする魂よりも、理解してあげようとする魂のほうが格上なんだよ。
(石井裕之 [2008]『かぼ:アクリルの天使が教えてくれたこと』、祥伝社)
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▼この経験から学んだこと
翌月ミーティングがあり、その担当者の方と上長ふくめ、全体で話を聞く機会がありました。
そうして分かったことは、変わって入った担当者の方は、チームのコスト管理を会社から任されていらっしゃって、
マーケティングどころか、事業部全体のお金の管理にガッツリ携わっていると分かりました。
また、その時のチームの状況的にも引き継いでまもなくで、まだ全体観が把握し切れないのは明らかでした。
あのとき、自分にもう少しゆとりがあれば(頭に血がのぼってなければ)建設的な意見や対応もできたのかと思います。
逆にもし、「こっちはこんだけサポートしているのにッ!!」とブチ切れてしまっていれば、事態はもっと悪い方向に進んでいたかもしれません。
この経験から学んだことは、大きく分けて2つです。
①相手の発言はどういった心境から来ているのか、考える
②仮に悪気のあった対応でも、冷静に対応する
