【イベント参加メモ】田川欣哉さん、テクノロジーを使った クリエイティブ組織の作り方って何ですか?

Masaya Chonan
5 min readJun 4, 2017

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Takram田川欣哉さんにTakramの作り方を聞く会。
http://6mirai.tokyo-midtown.com/page/project07/

直近のTakram

「Design Engneering Farm」から「Design Innovation Farm」へ。

最近はブランディングの仕事が増えている。(羽田空港のリブランディングを原研哉さんと)

田川さんはRoyal College of Artで、Design Innovation Engeeringを教えている。https://www.rca.ac.uk/schools/school-of-design/innovation-design-engineering/

We go beyond boarders →領域を超える
Design Thought Leaders →Thinking(思考)ではなくThought(思想)

BTD(Business x Technology x Design)からBTC(Business x Technology x Creativity)へ。
B + T = CTO, MoT
B + C = CCO, CDO

融合ではなく振り子
A + B = C(AとBがなくなってしまう課題)
AとBの専門性をいかに残すか。
振り子の思想と分人性。高速に行ったり来たり。
ハイブリッド。個人に分人を持つ。

越境と超越
越境は何かを飛び越えること
超越は鳥の目と虫の目を使い分ける

プロジェクト

基本は3人で
プロジェクトごとにアサイン
プロジェクトマネジメントは全員で(マネジメントのみのポジションはない)

3つのプロトタイピング

1.考えるためのもの
2.改善のためのもの
3.コミュニケーションのためのもの

ナレッジチェーン

得意と不得意でペアを組む。
得意な人に不得意なものを学び、不得意な人に得意なものを教える。
時間配分は得意なもの50%、不得意なもの50%。

キャリアパス

Intern → Member → Expert → Lead or Core Designer(専門性特化)
ローパフォーマー →ミスマッチ(原則一年は契約社員、結果が出せなければお別れ)
アベレージパフォーマー →OJT&フレームワークでハイパフォーマーに
ハイパフォーマー →OJT&フレームワークでトップパフォーマーに
トップパフォーマー →イノベーターや業界リーダーに

トップパフォーマーを扱うポイント

自分の名前で仕事をする(外部評価を受けさせる)
社外に3人メンターを(学びの得られる環境を)
社内に自分の後輩を育てる

給与

基本給:ランクごとバンド制、評価は定性で
残業代:きっちり支払
賞与:基本給 / 社員全員の基本給 * 期末分配(社員全体の幸福感をつくるのが大事)

Work Tech

メモ帳は原則禁止
クライアントの機密を扱ってるのに落とす可能性がある。
MTGでみんな同じ内容を書いているのが無駄。
G Suite, freee, asana(todo), 10K’ Plans(アサイン), zapier, Eight, buffer

Meeting Memo

プロジェクトごとに作る、ひとつのドキュメントを更新し続ける
3人で共同編集

10K’ Plans

忙しさの可視化ができる →人件費の管理に
稼働率でどの職種が足りてないかを見る

G Suite

パイプラインやダッシュボードを

freee

PL/BSの管理はこれで

成長戦略

1.屋台骨の強化
2.新分野への進出(ブランディング)
3.海外展開と標準型
4.高難易度の局地戦(ここは失敗したのでやめる)

クロード・ベルナール

芸術は「私」である。(トップダウン)
科学は「我々」である。(大企業)

Takramの強み

知らない領域の仕事も断らない
エグゼクティブインタビューや専門家インタビューで学び専門性を得て仕事を進める
知らない領域も扱える領域になる。ここが強み。

ワーディング

名付けは意識的にやっている(ミーム力を養うため)
ワーディングカルチャーは大事。
「デタッチ」「アタッチ」「プロブレムリフレーム」「リフレーム病」
ワーディングカルチャーのある有名企業だとトヨタやリクルートなど。

Podcast

思想の発信にはブログよりPodcastの方が適している。
音声を伝えることの重要性。

プロジェクトメンバーが3人である理由

経験則。
1人はつらい。
2人はうまくいかない。
3人はコミュニケーションが複雑になり、「私達」が生まれフラットなコミュニケーションが可能に。
もちろん案件規模で4〜5名になるケースもある。

田川欣哉さんのメンター

1.Tech系メーカーの創業者 70歳
2.監査役 76歳 元SONY
3.山中俊治(プロダクトデザインの師匠)
4.RCAの名前がMで始まる人だったような(Miles Pennington?)

感想

田川欣哉さんは変態。(いい意味で)
ひとつひとつのものの意味を考えることの重要性。
既成概念にとらわれるとクリエイティビティが殺される。
クリエイティビティを生み出すためにはそのための環境をつくる必要がある。

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Masaya Chonan

インターネットを使ったサービスを作ってご飯食べてます。 日常生活をより豊かに楽しくできる切り口をいつも探してます。 シンプル信仰者です。発言は個人的な意見であり所属組織とは何ら関係ありません。