matsu-you* 20th anniversary!
今日は、松丸祐子が「まつゆう*」として、インターネットデビューして20周年目の記念日です。もし、子供だったとしたら成人式です!私のライフワーク、それがインターネットでの「まつゆう*」でした。
では、早速「まつゆう*」の20年間を駆け足で振り返ってみようと思います。
1998年11月22日に、まつゆう*独自の”可愛いもの”や、”ファッション”、”カルチャー”を、まだ当時あまりネットの世界にいなかった女の子たちへお届けする「chelucy(チェルシー) 〜magazine style HP!〜」を開設し、発信しはじめました!これが私の原点となります。
↑2代目「chelucy」のデザインを元に作られた壁紙。今はデザインは手元にないのです。残念。
↑3代目「chelucy」のデザイン。8周年でブログ並行し、今でも残っています。http://www.chelucy.com/alice/
2000年には、chelucyを見てくださったプロデューサーさんからオーディションにお声がけいただき、NHKで初となる”デジタルをテーマとした番組”「デジスタ(デジタル・スタジアム)」の初代アシスタントMCとして出演させていただきました。たしか、つい最近までやってましたよね。
2001年、モブログの走りである「ヤプース!」という携帯からリアルタイムで日記を更新するサービスを仲間たちと作り、17万人のユーザーさんにご利用頂きました。これは仲間の自宅サーバで動かしていたのですが、とにかくよくサーバーが落ちてました…。ユーザーの皆様にはご迷惑おかけしつつ、さすがに耐えきれなくなり、GMOさんに譲渡。
その頃、ブログが日本に入ってきます。「ヤプース!」のブランドを使って作った女の子向けブログサービス「ヤプログ!」のプロデューサーを務めることとなり、自分もブログを書きはじめたのがこの時でした。ブロガーまつゆう*の誕生です。※この頃は、ファッションブロガーという言葉はまだなくて、mixiやgreeがSNSとしてみんなに使われていた時代。今だとゲームのイメージの方が強いと思いますが。
と、”同時にギークで愉快なブロガー仲間”が沢山できました。プロブロガーのコグレマサトさん、bouncy編集長の清田いちるさん、YouTuberのジェットダイスケさん、ドリキンさん、今はバッグ屋さんになってしまった、いしたにまさきさん等など。面白い面々と知り合ったのはこの頃です。主に私より5〜10個程度年齢が上の男性陣。この方々に色々な新しいデジタルやインターネットに関する情報を教えてもらい海外のサービスなども、色々試して遊んでいました。その中のひとつがTwitterです。
Twitterは2007年4月に登録し、しばらく遊んで、そのままにしていました。日本の代理店が出来た頃に気づかない間におすすめユーザーに選出されていました。(※今でも理由はわからないままです。)おすすめユーザーは、Twitterを始める際に「この人たちをフォローしませんか?!」と最初に出てくるのですが、たしか女性が一番初期は私だけだったような気がします。それもあってか、「Twitterが壊れているんじゃないか?」と思うレベルでフォロワーさんが膨大に急増。自分の力や、魅力とは別にどんどん増えていくフォロワーさんに、ありがたくも申し訳けなく「わたしでいいのな?」と、いつも恐縮していたのを覚えています。当時のインタビューで「いきなり大きな力を持ったエヴァンゲリオンを操縦することになったシンジ君の気持ちみたいな感じかも。」と、インタビューに答えてたと思います。ほんとに私がすごいわけではないのにね。って。
そんなある日、Twitterのアイコンを変えてみたら、たまたま口がとがっている写真だったためか「アヒルぐちですね!」と「アヒルぐち、似合うね!」なんて、メンションを頂き、バズが起き、そこから出版やアヒルぐちカフェ、その他Twitterのイベントなど、多岐にわたるお仕事を頂き、モデルを辞め裏方に回っていた、私はまた表の世界に戻ってきました。
↑Twitterで私を見つけてくれて、アヒル本と、twitter本を担当してくれたのは、元GINZA編集長の中島敏子さんです。
そして、instagramもサービス開始当時から使っているということでフォロワーさんも増え、今までわたしには遠すぎる存在だったラグジュアリーのファッションやビューティブランドさんからお仕事を頂けるようになり、今に至る。という感じです。
ちなみにこんなものをご紹介…
*私の呼ばれて来た肩書き歴史一覧*
1998年、ネットアイドル
2004年、ブロガー
2006年、ファッションブロガー
2009年、アヒルぐちのひと、Twitter有名人、
2010年、Twitter先生、ツイッタラー、ユーストリーマー
2013年、インスタグラマー
2016年、インフルエンサー
上記は、この20年間に皆さんに私が呼んでいただいた肩書です。どれも自ら名乗ったことはありません。ただ、インターネットの時代の流れとともに一緒にその川を流れてきたのかな。と、思うとありがたい限りです。
「プカプカと川を流れていたら、いくつかの分岐点があり、なんとなくふわっと流れていって、最終的に良い川へ流れているみたいだね。」
と、ジャーナリストの方に比喩表現で言われたことがありますが、まさにそんな感じの20年間でした。とりあえず、私は本当に凄くなくて、周りの皆さまに支えられ可愛がられ、ラッキーに20年やってこられたんだと思います。
20年間続けてきて思ったことは、本当に早かったなぁ。ということと、最近は、昔に比べてサービスやアプリがたくさん存在していて、色んな世代の人が楽しめたり、スターになれる可能性を秘めたものがあって、ユーザーもその中から自分に合った好きなものを選ぶ時代になったなと思います。よくインタビューで「次に何が流行りますか?」って聞かれますが、面白いものがどんどん出てきて、今はまるで戦国時代のように感じています。今は、これが一番好き!というものはないのですが、楽しそうだと思うものはいくつになってもチャレンジしていきたいなと思っています。
これまで、
応援してくださった皆さま
お仕事でご一緒させていただいた皆さま
マネージャーのミッチーさん
支えてくれた仲間たち
皆さまとの出会いなくして20年間も続けることはできなかったと思います。これからゆっくりまた何十年かけて皆さまにお返ししていきたいと思います。
20年間、応援ありがとうございました!まだまだ、未熟でラッキーだけでやってきた私ですが、今後とも「まつゆう*」をよろしくおねがいします。
2018年11月22日 まつゆう*