500 Startups × 神戸市、最初の2日間で教わるのはこんなこと

ピッチ、VCからの資金調達、すべてを楽しむカルチャー

8月1日から神戸に来て、500 Startupsが日本で初めて行っている Pre-Accelerator プログラムに参加しています。

その名の通り、500のようなアクセラレーションプログラムに入る準備という位置づけであって、投資を前提としたものではありません。審査を通った約20のチームが神戸に集まり、無料でシリコンバレー流のスタートアップ修行を受けられます。(渡航費や滞在費は自腹です。でもこの中身が無料だなんて!! ※通常プログラムでは$125kの出資を得られる代わりに、株式の5%と$25kともちろんアメリカへの渡航が必要。)

基本的に英語でどんどん質問が飛ぶ。メモも大変。

初日からずっと、求められるスピードとレベルの高さに良いショックを受けています。まず2日間ではこのようなことを教わりました。


Art of the Pitch: ピッチの手法

自らもスタートアップを興し、500 StartupsのピッチコーチでもあるAndrea Barricaさんによるピッチの手法。

数々の国で指導をしてきて、内容自体は動画がアップされています。下のリンクが参考になると思います。超パワフルな美人。アメコミに出てきそう。

スライドなんて作る前に、内容を磨き上げる。マイクだけ持って披露して、みんなにフィードバックもらって改善を繰り返す。

・ピッチの内容は、あれば有利な順に、トラクション>チーム>プロダクト>ビジョン

・Exit経験のある創業者や、圧倒的なトラクションがもし示せるなら盛り込もう、それなら話し下手だって投資は得られる。

・それらが無い大多数の起業家ならビジョンを中心としたピッチになって、超上手にやらないといけない。

個別指導の時間も繰り返しとってくれて、僕のピッチもガラッと変わりました。


VC 101 : VCと話すための初級講座

VCの立場でスタートアップを支援するZafer Younisさんによる、起業家がVCとスマートに話すための初級講座。

めっっっっっちゃ勉強になりました。すべてのスタートアップ起業家が最初に知っておけたら絶対良いはず。だからこそ今回のプログラムでも序盤に持ってきたんだと思います。

10個のTipsのなかで、最初かつ最も時間を使ったのが「VCがどのように仕事をしているのかを理解する」ことでした。

・VCのお金はどこから来るのか

・LP(VCにお金を出す人)他の投資商品(不動産や銀行預金とか)と比較されて、高いリスクの代わりに高いリターンを出す必要があること

・VCがする資金集めは、スタートアップの資金調達よりずっと難しい

・VCはどのように、どのくらいの業績を示す必要があるのか。(一例としては10年で6倍、IRR 20%+)

・シード投資をやるVCの場合、投資先の大多数は倒産するか成長できないのが当然のため、トータルで投資回収をするには100倍程度の成長をする1社が必要。どこがそうなるか分からない以上、100倍成長を少しでも想像できないスタートアップには投資することができないこと

・VCにとって悪夢なのはLife-Style Company。利益も上げてしっかり成長するけれど、追加の資金調達もExitもしない企業。創業者はリッチになって良いライフスタイルを送れるけれど、投資した側は少しもリターンが得られない

ある程度は常識として知っていたつもりでしたが、VC側の視点から見てみると投資をする/しないを分けるものが何か、よりクリアに理解できました。

他にも、担当メンターとの1 on 1セッションがあったり、ご飯を食べながらの交流会があったりと毎日盛り沢山です。基本理念は「Have fun!!」シリコンバレーのノリで、日本とアジアの起業家仲間がハードに楽しく過ごしています。

学んだことを忘れないように、今後もこのような形でシェアしていきたいと思います。