500 Startups × 神戸市、これはブートキャンプだ。:レポート2

時間の使い方、グロースハック、鮮やかなピボットストーリー。

神戸に向かう新幹線のなかでこのブログを書いています。そう、今日から僕らのサマーウォーズ後半戦が始まります。

MagicPriceが参加中の、500 Startups × 神戸プログラム。ピッチ技法とVCについて学んだ2日間に続いてはこんなセッションがありました。

偉大なるメンター陣

Time Management: 時間の使い方

Kiss Metricsにも携わるNemoさんによる、お金と同じかそれ以上に大切な時間の使い方のワークショップ。

めちゃくちゃ頭の回転が速く、ロジカルで、シンプルな数式で物事をとらえることを教えてくれます。ちなみにバスケ好きで、日本でもプレーするつもりだそう。

多くの仕事をやることが生産性ではない。少しの(でも効果の高い)ことだけをやることが生産性だ。

・お金のマネジメントに使っている時間やコストを、時間のマネジメントにもっと使うべき。

・紙にあなたのやらなきゃいけない仕事や家事も含めた作業をリストアップし、それぞれに「売上をもたらすか」「子供や家族に自慢したいことか」で点数を振ろう。満点にならない作業で時間が埋まるのはイヤだよね。

Nemoさんのワークショップ手法はこちらにも公開されています。


Growth Hacking 101: グロースハック

こちらもNemoさんによる、GrowthHackingの入門講座。

参加者をチームに分けて、仮想のスタートアップをグロースさせるためのアイディアを出し合いました

・たくさんの用語や手法を覚えただけで、GrowthHackingをわかった気にならないこと。

OMTM (one metric that matters most) 常に、ひとつの重要な指標に注力する。

・顧客獲得へのファネルを定義することから始めて、いくつかのステップに分ける。各ステップのゴール、例えばサイトを訪れたユーザのメールアドレスを取得する等、を促進させそうなアイディアを皆で紙に書き出しまくる。30分もあれば100のアイディアを出し、検討できる。

・注力すべきは、ファネルのなかで離脱率が高いところ。

すぐに自分たちのチームでも実践できる方法でした。グロースハックは理論より実践。


Raising $1M USD, Using all of it, Then Bootstrapping

ピッチコーチのAndreaさん自身の、スタートアップ経験談です。

1億円以上を調達し、失敗してほとんど全部使いきって、そこから自力で立て直したストーリー。

Andreaさんが20歳の頃に立ち上げたのが、会計サービスのinDinero

$1.2M調達して華々しくスタートした後・・・
新しいビジネスモデルに移行するために、無料ユーザーと全データを削除までしました。

彼女がシェアしてくれた教訓はこちら。

振り返らない。社員も解雇し、間違ってターゲットにしていた顧客も解雇した。

・ペインを見つける。最初に提供していたサービスは使いやすくファンは多かったけれど、それはペインじゃなかった。あったら良い物じゃなくて、無いと困るものを作る。

・共感が売上を生む。10社の顧客を作って、ひとりひとりに喜んでもらうことに注力したら、たくさんの紹介につながった。

・ニセモノの指標に気を付ける。ユーザー数やトランザクションじゃなくて、MRR、課金顧客数、YoY成長率、MoM retention rateなど収益に直結するものにフォーカス。

・多様性のあるチームが勝つ。年齢も性別も背景も違う人がいて多様性があれば、大きな問題の解決方法をたくさんの視点で考えられる。

Andreaさんからはピッチだけじゃなく、セールスの技まで伝授してもらいました。僕は勝手に師匠(マスター)と呼んでいます


週の半ばには参加起業家が企画してみんなで居酒屋に!お酒を飲みながらお互いの辛かった話やワクワクしていることの話で盛り上がりました。

パーティーも全力。いつでも「Have Fun!」

オフィシャルTシャツ着てるってことで前列確保

毎日一緒にセッションに参加して、同じ場所で仕事をしていると仲良くなるスピードが超早いです。すごくいいコミュニティになっていく気がします。

前回のレポートはこちらです