クリプトイベントの出席率を劇的に改善するKickbackとは?

Mayato Hattori
5 min readDec 3, 2019

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ご覧いただきありがとうございます!

本記事では、クリプト¹イベントの出席率を劇的に改善するKickbackというイベントプラットフォームをご紹介します。

早速ですが、イベント主催者が直面する課題について話します。それは…

イベント参加者の出席率を見積もるのが難しい

特に、無料イベントだと、前日キャンセルや連絡もなしに当日不参加が多数発生し、最終的な参加率はイベント登録者数の60%なんてこともあったりします。

そうすると、会場の席は余っているけれど、申し込み時に登録者上限を設定したために来れなかった人がいたり、発注した分のケータリングが余ってしまいもったいないと後悔が募るばかりです。

慣れたイベント主催者だと、多めに参加上限を設けたり、ケータリングの量を少なめに調整したりしていますが、これも不確定要素が多く、不安ですよね。

Kickbackは、そんなイベント参加者のキャンセルや当日欠席などをクリプトを使ったインセンティブ設計により防止するイベントプラットフォームです。

Kickback Website

Kickbackの大まかな流れは、以下のようになっています。

⓪ まず、イベント主催者が、Kickback上で、イベントページを作成して、公開します

① 参加者がイベントページで参加登録をする際に、Web3に繋がるウォレットでサインインし、予め決められた分のDAI (ETHも可) をスマートコントラクトにデポジットします

② イベントに参加をすると、主催者が、Kickback上で参加者の出席にチェックをつけます›

③ イベント終了後に、参加した人は、自分がデポジットした分のDAIに加えて、不参加だった人の分のDAIを参加した人で山分けしてもらうことができます

参加者は、自分がデポジットした分のDAIを損したくないので、イベントに出席するモチベーションが高まり、不参加の人がいた場合にデポジットした分より多めにDAIが返ってくるので登録をするインセンティブが働きます。

結果的に、イベント主催者は、より多くの参加者の出席を望めます。

Kickbackは海外のプロジェクトですが、ファウンダーの1人が井上 真さん という日本人の方で、最近、日本のイベントでもKickbackが使われています。

今年の11月26日に行われたやさしいDeFi #1というイベントでは、12人がKickback上で登録をして、11人の人が参加をしました。なんと参加率は、91.7%とかなり高かったようです!そして1人欠席が出たので、参加者は、5 SAI²を払って5.455SAIを手に入れ、イベントに参加するだけで、0.455SAI分の利益を得ています³。

やさしいDeFiイベントページ

ただ、こちらのイベントは、クリプトに不慣れな人のために、もう一つ別の一般的なイベントページを用意していたみたいです。

そんなKickbackですが、現在、クリスマスキャンペーンをやっています!

キャンペーンでは、20人参加するイベント⁴にかかるKickbackの料金⁵が半額で利用できるNFT引換券がOpenSea上で販売されています。NFTなので購入して、他の人にクリスマスギフトとして譲渡も可能ですね。

また、MintbaseというNFT発行プラットフォームと組んで、先着5名様に限り、上記のNFTの無料配布キャンペーンもやっています。VR空間上で他の参加者とプレゼント争奪戦をするというシュールな体験をするまたとないチャンスです。日本だと11月6日(金)の深夜1時、つまり7日の1:00AMにWeb3につなげるウォレットを開いて、指定のウェブサイトに飛ぶともらえます。(詳細はこちら)

イベントの出席率を向上させたいと思っているイベント主催者の皆様、是非、これを機にKickbackを使ってみてください!

(注釈)

¹ 本文では、クリプトという言葉は、クリプトカレンシーの略で、暗号通貨という意味で使っています。

² MakerDAOが発行するDAIは、今年の11月18日にアップグレードされ、これまで使われていたDAI (Single Colletaral DAI)はSAIへと名称が変更されました。こちらのイベントでは、SAIが使われていましたが、現在、Kickbackは新しくなったDAI(Multi Collateral DAI)に対応しています。

³ 厳密には、Kickback上でのイベント登録時及び出金時にかかるスマートコントラクトのgas feeは、参加者が負担することになります。

⁴ NFTを利用できるイベントには条件があり、2020年3月までに行われる限ります。また、2019年内にイベントのスケジュールをKickback(hello@kickback.events)に連絡する必要があります。(日本語でも大丈夫とのことです。)

⁵ Kickbackでは、通常主催者から参加者1人にあたり$1の手数料をイベントの終了後に請求していますが、今回は定額料金を事前販売しております。なので「半額」というのはイベント上限の20人来た場合での比較となります。

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