カナダの橋をかけてくれたあなたへ③

(ある日、虫がいらっしゃった)ピンボケ…

もう今はなくなってしまったけど、彼とよく行ったハワイアンレストランFOG DINERのコブサラダが懐かしい。

何回目かの会った日。FOGの前で「最近買ったんだ」とデミオの後部座席から「ギタレレ」を取り出した。

へー、こんなミニマムなギターあるんだ。

ギタレレは弦が6本だけど、サイズ感がウクレレ。

嬉しそうにギターを抱えると、彼はギタレレ響かせ弾き、デミオが割れんばかりに愉快に歌いだすもんだから、ギョッとしつつも、その美しい歌声にうっとりした。

一曲目・二曲目は(彼的にはすごく有名らしいんだけど)私がその曲わかんない、というと彼は残念そうな顔になった。「けど、すごく良かった!」と一生懸命いうと、そう?とまんざらでもない感じで嬉しそうに笑った。

それ以来、大きいギターでも彼が歌うのをよく聞いた。寝る前に弾いてもらったりもした。

彼の手は魔法の手。ギターは生きているかのように音を奏で、彼のすごく良い声で楽しそうに歌っていた。

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