幸せな働き方コラム#2_人がどんどん去っていく地域の働き方講座で学んだ真実、仕事は金じゃない!

Mino Megu
Mino Megu
Aug 27, 2017 · 5 min read

こんにちは「幸せに働ける人を創る」ことをライフテーマにしているミノです。

働き方改革が進むいま、単なる傍観者ではなく、声を出していく一人になりたいなと思いブログを再開しました。

詳しくはこちら:幸せな働き方コラム#1 _国の働き方改革について傍観者ではなく発信者に!

もはや職業病でしょうか、、、、

私は「幸せな働き方は、どうすれば創れるのか」と友人に真顔で話し始めることが多くあります。

そんな会話が始まると3回に1回は、友人にまたそんな真面目な話かという顔で見られ、またの1回は宗教の勧誘につながるのではとドキドキされたりしています。


「幸せは、どうすれば創れるのか」

「幸せな働き方は、どうすれば実現するのか」

海の向こうの米国では

同じ質問を、20歳以下の若者に問いました。

全米を対象とした大規模な実験です。


その結果、最も多かった意見が「お金持ちになること」、2番目は「有名になること」だったそうです。

若者が集まる米国の大学

しかし、今の私の意見はそのデータとは異なります。お金と仕事の関係を調べて思うのは「幸せな働き方は、お金じゃない!」ということ。

きれい事ではなく、自身の経験と学術的なデータに裏付けを持ってそのように考えています。


(決して多い数ではありませんが)私は、3年間で22自治体と働き方改革のプロジェクトをしています。

そのプロジェクトは仕事の選択肢が少ない地方で、クラウドソーシングに関心がある住民を掘り起こし、教育機会や仕事を提供していくという内容です。

このような事業の多くは、自治体のような公的機関がもつ財源、すなわち税金を使います。

だからこそ、将来的に税収アップに繋がるよう、対象となる受講者(住民)に20万以上を稼がせたい。

行政機関から、そのような期待とミッションを受け私たちは事業のスタートラインに立ちます。

数年前、自治体と私達は、受講生に対し『子供の側にいながら在宅で◯万稼げます』という言葉を多用し、住民の関心やモチベーションを高めていました。

講座の数を重ねていくと分かったのですが、このような金額が響くのは第一回目の講座のみでした。稼げる金額で住民のモチベーションを上げる施策は、講座の回数を重ねるうちに効果がなくなりました。

そしてどの地域でも、参加者数が減っていくという経験をしました。

そもそも、なぜ『20万稼がせてほしい』という言葉が出てきたかというと、国や自治体の担当者の多くは、地域住民(多くは主婦)でも大卒ぐらい稼がないと「かわいそうだ」といいます。「稼いだことにならない」「生活できない」というのです。

一方で、地域住民の声は違っていました。


少なくなる参加者の声をなんとか集めようとメッセージや電話、当日の会話で声を集めていくと、『20万あったらいいけど、そんなになくても困らない』というのです。


野菜などのおっそわけ文化があるので食費には困らない。

持ち家や、二世帯住宅なので、家賃もほとんどかかっていない。

地域では、生活費がやすい。東京ほどの収入がなくても豊かに過ごせる。

などなど

生活と仕事が一緒になった暮らし
おっそわけ野菜

(もちろん人によって背景は異なりますが)私が対面する地域住民の多くは、お金のためにバリバリ働くことを望んでいませんでした。

彼女たちは、家庭のことや育児・介護の時間を最優先にしたいと考えており、ライフスタイルに合せられる柔軟性や、やりがいが最優先事項。

仕事によって得られるお金への優先順位は、三番目ぐらいだというのです。

収入を多く得られることは素晴らしいが、月20万なくても豊かない生きている。

私たちは決して可愛そうではない。

むしろそんなに稼がなくてはいけない東京は大変だね、

そんなコメントをたくさんいただきました。


そんな声が積み重なり私はようやく、参加者が減っていく講座の背景を理解しました。


そのような気づきを得てから、

私は各地域の自治体や国の関係者に、都会や、サラリーマン、公務員の幸せ(安定)な定義を、地方に当てはめてはいけないと発信しています。

しかし、うまく伝わりません。

そのようなことを国の関係者に伝えても「でも、、やっぱりちゃんと稼いでもらわないと」

というご意見を頂きます。

仕事を通じて得るお金は、生活を安定させるため、重要です。

しかし、その優先順位は、住む場所やライフステージによって異なるようです。


幸せな働き方は、何を持って達成されるのか。

これを測る指標をどう置くのか。

国の働き方改革や、地域の働き方改革で、それぞれの異なる優先順位に対応できていけるのかは、ぜひ追っていきたいなと思っています。

では、みなさん今日も良い一日を(/・ω・)/

※ここで述べている内容は、私個人の考えです。企業情報は、公開情報を元にしています。

)

Mino Megu

Written by

Mino Megu

Sharing Economy Evangelist,Cabinet Secretariat, Government of Japan / Working at Venture Capital /Dream: Having three residences(Toyama, Tokyo, Sydney)

Welcome to a place where words matter. On Medium, smart voices and original ideas take center stage - with no ads in sight. Watch
Follow all the topics you care about, and we’ll deliver the best stories for you to your homepage and inbox. Explore
Get unlimited access to the best stories on Medium — and support writers while you’re at it. Just $5/month. Upgrade