ちばレポを分析してみるよ

URAMOTO Kazunori
Sep 9, 2018 · 7 min read

ちばレポが運用開始してから、はや4年が経とうとしています。みなさん、ちばレポしてますか? 次世代ちばレポの My City Report の開発も進んでいますが、まだまだ現役はちばレポです。

さて、先日、ちばレポの利用状況に関するデータが公開されました。私も気になったときにちょこちょことレポートはしていますが、どれぐらい利用されているんでしょうか? 気になっているところもあったので、ちょっと分析してみましょう。

個人的に使っていて感じるのは、こまったレポートの解決までの時間が長くなっているような気がしていました。今回、そのへんも確かめてみたいな、と思っています。

最初は、メインの使い方になると思われる「こまったレポート」と「かいけつレポート」の月別のサマリーを見てみます。ちなみに、今回公開されたデータは、すべて運用開始から 2018/3/31 までのデータとなっています。

こまったレポートは、2016年まで増加傾向にありましたが、それ以降は伸び悩み、落ち着いていますね。現在は、月 100件ほどのペースで推移しています。一方、かいけつレポートは、運用開始から 2年ほど経ってから増加傾向にあります。ちばレポの使われ方が、ちょっとずつ変わってきている感じを受けますね。

次に、レポート数ではなく実際にレポートしているユーザーの数で見てみましょう。ここでは、該当月に 1回でもレポートしている人をアクティブユーザーとみなし、その数をカウントしています。

先程と傾向がちょっと変わってきましたね。かいけつレポートの数は増えてきていましたが、ユーザー数としてはあまり増えていません。一部のコアユーザーのレポート量に依存しているようですね。こまったレポートは、徐々にユーザー数が減っているのが気になりますね。。。

続いて、どちらのレポートもコアユーザーのレポート数の影響が大きいので、その様子を見てみます。ユーザーを総レポート数で順序付けし、どれくらいの割合を占めているのかを見てみます。

上位10人で、全体の 1/3 を占めていますね。上位 100人でみると 2/3 まで到達します。コアユーザーの活躍が顕著にわかりますね。では、コアユーザーはどういう使い方をしているのでしょうか。上位 10人のレポート種別ごとのサマリーをみてみます。

かいけつレポートの割合が高いですね! こまったレポートを出す側から、自ら解決する側へシフトしてきているのか、興味深い傾向です。ちなみに、この上位 10人の合計かいけつレポート数は、全体の約80%を占めています。

コアユーザーについては、なんとなくわかってきたので、ユーザー全体の傾向についてもみてみましょう。先程、簡単にアクティブユーザーを定義して、レポートごとの様子をみてみましたが、サービス全体を考えてみます。

ちばレポは毎日使う性格のサービスではないので、3ヶ月間一度もレポートしていないユーザーを休眠ユーザーと定義し、どれだけ使われているかをみてみます。

ユーザー数は微増が続いていますが、休眠率もずっと右肩上がりです。ちなみに、3月時点の休眠率は 98.77% です。ちょっと高いかな、という感じがしますね。

これまで見てきた感じでは、ごく一部の熱心なユーザーによりレポートが行われていることがわかります。これにより、熱心なユーザーがいる地域では活用が進んでいるものの、広い千葉市をくまなく見ているわけがないので、地域の偏りがありそうですね。また、「こまった」だけではなく「かいけつ」が増えてきているのは、ともていい傾向だな、と思います。ちばレポでやろうとしていることが実現してきているのかな、と感じました。

最後に、もともと気になっていたレポートの解決が遅くなっていると感じているところを分析してみましょう。対応完了がわかるのは、こまったレポートだけなので、こまったレポート 4,574件のうち、対応完了している 4,352 件を対象にします。また、このうち4件はデータがおかしい(レポート日より完了日が前、完了日が入っていない) ので、こちらも省きます。

月のレポートの解決日数を計算し、その平均値をグラフにしました。体感とは異なり、対応スピードは上がっていましたね 😅 体感値はアテになりません。。。未解決のレポートは、集計に入っていないので、遅くなる可能性はありますが、2016年ごろから解決日数は短くなっているので、早くなってきていると考えるのが妥当でしょう。

ざざっと見てきましたが、コア層に続くレイヤを育てる必要層がありそうですね。ちばレポ側も施策はやっていて、最近だと「サマーカップ」という企画がありました。

期間中のレポートに対して、ポイントを付与し、順位を競うものです。そして、上位入賞者には王冠のマークがつく、というものですが、インセンティブ設計としては、ちょっと違うかな、と思います。ちばレポは、まだ日常的に使うサービスではない(必要なときに使うもの)なので、王冠のマークがついていても、見られる機会が少ないので、自慢にならないと思ってます。Facebook や LINE のように日常使うものであれば、別ですけどね。むしろ、最近始まった「ちばポ」をどかんとあげたほうが、インセンティブとして強そうです。

さてさて、ちばレポは行政の効率化だけではなく、市民のまちづくりの道具となるべきものです。市民側からもちばレポの使い方を考えていきたいですね。ご意見等あれば、いつでも聞かせてください 😃

URAMOTO Kazunori

Written by

Founder & CEO at Wasoo Inc., Captain at Code for Chiba

Welcome to a place where words matter. On Medium, smart voices and original ideas take center stage - with no ads in sight. Watch
Follow all the topics you care about, and we’ll deliver the best stories for you to your homepage and inbox. Explore
Get unlimited access to the best stories on Medium — and support writers while you’re at it. Just $5/month. Upgrade