おいしい、たのしい、あたたかい。東欧のクリスマスマーケットめぐり

miz_e_
8 min readDec 24, 2018

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この記事はペパボデザイナー Advent Calendar 2018の20日目です。

こんにちは。GMOペパボデザイナーのみずえです。

いよいよクリスマスも本番ですね。
私はクリスマスが大好きなのですが、この時期一番の楽しみは「クリスマスマーケットに行くこと」です。

もともとはクリスマスの日に備えて、街のひとびとが食料や飾りを広場に持ち寄って交換したのがクリスマスマーケットの始まりと言われているそうです。

そんなクリスマスマーケットには、「おいしい、たのしい、あたたかいが全て詰まっているのです。

今回は、私が2年前に旅行で訪れた東欧を中心とした3ヶ国のクリスマスマーケットを写真で紹介したいと思います。

私が訪れたのはこちらのクリスマスマーケットです。

  1. チェコのクリスマスマーケット
  2. オーストリアのクリスマスマーケット
  3. ハンガリーのクリスマスマーケット

1.チェコのクリスマスマーケット

12月下旬、最初に訪れたのはチェコ・プラハの旧市街広場。
絵本に出てくるような建物にぐるりと囲まれた広場に、大きなクリスマスツリーとマーケットが立ち並びます。

夕方になりライトアップされたツリー。奥に見えるの建物は教会だそうです。
シンボルのツリーには数え切れないほどのイルミネーションライトが

日が暮れてからがクリスマスマーケットの本番です。

ライトアップされた教会はとても幻想的

夜になり活気が出てきたマーケットは、歩いているだけでワクワクします。

マーケットの出店には、

・クリスマス雑貨
・食品(パン・ソーセージ・ジンジャークッキーなど)
・ドリンク(ホットワイン・ビールなど)

などの様々な種類のお店が並んでいます。

ディスプレイがかわいいハチミツとジャムのお店

広場の全景はこんな感じ。

パノラマモードで撮影

食べ歩き・飲み歩きもクリスマスマーケットの醍醐味のひとつです。

名前も知らない、見たこともない美味しそうな食べ物がそこら中にあってついつい目移りしてしまいます。

シズル感たっぷりのお肉。広場中にいい匂いが充満していました
りんご飴でしょうか。カラフルな配色が外国らしくて可愛いです

中にはこんな素敵なお菓子屋さんも。

観覧車みたいに回っているのはおまんじゅうのような甘いお菓子

気温は0℃近いのですが、広場中を照らす電飾や美味しそうな匂いに包まれて、なんだかとても暖かく感じます

マーケットが閉まるのは22時頃。そのあとは静かな広場に戻ります

ちなみに夏の旧市街広場はこんな感じ。

青空とパステルカラーの建物が美しいです

写真は Takuya Ichise さんからお借りしました。

クリスマスシーズンは空が雲に覆われていましたが、青空の下の街並みもとても綺麗。いつか夏にも訪れたいです。

旧市街広場の他にも、チェスキークルムロフというプラハからバスで3時間ほどの場所にある小さな街のクリスマスマーケットにも行きました。

こじんまりした広場と素朴なマーケットがかわいいです

チェコのクリスマスマーケットを楽しんだあとは、次の街・ウィーンへ向かいます。

2.オーストリアのクリスマスマーケット

オーストリアの首都・ウィーンへは、プラハから高速列車で4時間弱。

列車の窓の外は田園風景が続きます。

到着して向かったのは、ウィーン最大規模の市庁舎前広場のクリスマスマーケット。

メルヘンチックなプラハから一転、ゴシック様式の建物の前で行われるマーケットは格式高い雰囲気がありました。

舞踏会も行われるという豪華な市庁舎
観光客はもちろん、現地の方がたくさん訪れるマーケットだそうです
ディスプレイがかわいいクッキーのお店
本物のドライフルーツを使ったハンドメイドの飾りがかわいかったです

行列ができていたこちらのお店は…

くり抜いたパンが器のスープ!夢のような食べ物です。

中のスープはボルシチ。パンをちぎりながらスープにつけて食べます

多くのクリスマスマーケットでは、ドリンクはオリジナルのマグカップに入れて渡してくれます
カップは記念に持ち帰ってもOK。返却すればカップ分のお金が戻ってきます。

マグカップのデザインは毎年変わるので、毎年行くのが楽しみになりますね。

お酒が飲めないのでノンアルコールのグリューワイン。果実がたっぷりでおいしい!

私もこのあと割れないよう大事に包んでマグカップを持ち帰りました。

ウィーン最大規模だけあって、ぐるりと回るだけでも30分くらいかかる見ごたえたっぷりのマーケットでした。

こちらはまた別の、市庁舎前広場からもほど近い場所にあるシェーンブルン宮殿前のクリスマスマーケット。宮殿の見学と合わせて楽しめました。

3.ハンガリーのクリスマスマーケット

最後に訪れたのはブダペスト・聖イシュトヴァーン大聖堂前のクリスマスマーケット。

街の中心部で開催されているこちらのマーケットはまだ比較的歴史が浅いらしく、都会的でおしゃれな雰囲気でした。

広場ではなくストリート全体がマーケットに
いたるところからおいしそうな食べ物の匂いと湯気が…

人通りが多いこのマーケットでは、気になった時にすぐ買わないと場所がわからなくなってしまいそうでした。

屋台のお店も内装までデザインされていてかわいいです
おいしそうなものが多すぎて胃が追いつきません
座って食べられるエリアもたくさん
聖イシュトヴァーン大聖堂

ちなみにマーケットによってはクリスマスが終わった後も年始まで開催しているところもあるそうで、ここもその一つでした。

以上、東欧を中心とした3カ国のクリスマスマーケットの記録でした。

近隣諸国でありながらもまったく違う雰囲気のクリスマスを楽しむことができました。

チェコを出発する日、ひと気のない明け方のクリスマスマーケットに再訪を誓ったのでした

いつか訪れてみたいのはクリスマスマーケット発祥の地であり世界最大規模のドイツのドレスデン。
また、オランダにはなんと洞窟の中で開かれるクリスマスマーケットもあるそうです!行ってみたいなぁ。

日本国内では日比谷公園や横浜の赤レンガ倉庫前などでクリスマスマーケットが開催されています。
どちらも手軽に行けて、クリスマスムードが高まるとても素敵なマーケットでした。

そして実は去年、クリスマスマーケットが好きゆえにお店を借りて1日だけの小さなクリスマスマーケットを開催したのですが、その話はまた別の機会に…。

もうすぐクリスマスが終わってしまうのが寂しいですが、また一年後にやってくることを楽しみに過ごしたいと思います。

それでは、ここまでお読みいただき本当にありがとうございました!

アドベントカレンダーブログ、次の担当はあらやん(mrkmrk_)です。
クリスマスクッキーを焼くとのことで、どんな素敵なクッキーが出来上がるのか楽しみです。

みなさまどうぞ楽しいクリスマスをお過ごしください。

ペパボアドベントカレンダー2018
https://adventar.org/calendars/3110

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miz_e_

GMOペパボでデザイナーをしています。好きな映画は『ゴッドファーザー』と『百万円と苦虫女』。将来の夢はシベリア鉄道に乗ること。