[janome 開発日誌] ラティス可視化などを追加した janome 0.3.7 をリリースしました

前回のリリースから,1年ほどあいてしまいましたが,0.3.7 をリリースしました。

大きな API 変更はありませんが,前回リリースからたまっていた細々した修正がいくつかと,パッケージに同梱している janome コマンド (CLI) の機能追加・改善が入っています。

ドキュメント(日本語 / English)と API リファレンスはリリース内容を反映したものにアップデート済みです。

Improvements (API)

  • zipimport に対応しました。あわせて,zipimport のサンプルコードが追加されました。(#54 ; Thanks @roy-freee!)
    ※ 関連して,今回のリリースから source distribution に加えて universal wheel パッケージを PyPI にアップロードしています。
  • tokenize() メソッドに,解析したラティスグラフを Graphviz の DOT ファイルとして出力するパラメータ 'dotfile' が追加されました。(#56)

Improvements (janome CLI)

  • --version オプションで,インストールされている janome バージョンが表示されるようになりました。(#51 ; Thanks @takahi-i!)
  • Windows 用の janome コマンドが追加されました。(#58)
    ※ CP932 と 2.7 系の組合せだと文字化けするようなので,その場合は
     -e sjis オプションをつけてください。
  • Graphviz を使ってラティスグラフを可視化(画像ファイル出力)するオプション -g が追加されました。候補ノード,生起・連結コスト,最短経路が確認できます。(#57)
    ※ 実行には別途 Graphviz のインストールが必要です。
    ※コマンドに指定するオプションの詳細はドキュメントの説明を参照してください。
  • NEologd 内包版でも janome コマンドが動作するようになりました。上記 -g オプションと組み合わせて,ラティスグラフも出力できます。(#57)
    最新 NEologd 辞書を内包してビルド済みの 0.3.7 パッケージはこちらにおいてあります。(Chrome でダウンロードできない場合は IE, Safari 等他のブラウザで試してみてください。)
    ※ コマンド実行時に -m オプションが必要です(つけないとエラーになります)。詳細はこちら

初期化時の辞書ロードが遅いので,CLI の起動がもっさり(。´・_・`) しますが,on-the-fly でちょっと確認したい時に便利です…だといいな…。

Other changes

  • その他の修正は CHANGES を参照ください。

気になるアップデートがあったら,ぜひアップグレードしてお試しください。 :)

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リリースとは関係ないのですが,PyPI に登録されているパッケージのダウンロード stats が確認できる,いい感じのサイトができていることに今さら気づきました。(このサイトのベースになっている pypistats パッケージの存在は知っていて,使ってみたいと思ってたのですが…。)

janome の stats : https://pypistats.org/packages/janome

全体のダウンロード数だけでなく,Python バージョンごとのダウンロード数や,OS ごとのダウンロード数も細かく確認できて,手が込んでいます。(生データがたまにおかしいのか,ちょいちょい,妙なスパイクがあったりしますが)

JSON API が用意されていて,リポジトリに貼って自慢するやつ(?)も作れます(わかりづらいですが,Shields IO のページから探してください)。

これは,janome の 2018/12 月時点の月間ダウンロード数。まあ,こんなもんですね (^_^;

PyPI 上位ライブラリの stats も見られるので,知らなかったという方は一度訪れてみると面白いかなと思います。