MODALAVAストーリー:夏のために生きてる優香(28)の場合(後編)

「日本の夏は短いから、それに照準当てて残りの10か月を過ごす」がモットーの優香。そんな彼女のライフスタイルはどう変遷するのか?

前編はここから

Photo by Alvin Balemesa on Unsplash

「おわっちゃうおわっちゃう、なつがおわっちゃう!」

両親に似て、夏をめいっぱい楽しむがモットーの悠馬は5歳にしてもう夏の短さを嘆いている。夏休み最後の週末、人出覚悟で湘南のビーチに遊びに来たが、さすがに日が傾いてくると、鳥肌の立った腕を風がさらに冷やしていく。優香は秋物コーデのチェックを一旦やめ、そういう悠馬にバスタオルをかぶせてやる。

「もう幼稚園始まるけど、今年の夏もよく遊んだね!」今年の夏は2歳の優希の航空券代がかさむため、近場への旅行ではあったが、定番セブへ1週間、関西の実家へ1週間、毎週金曜日は夫の帰宅と同時に車でキャンプへ。最近増えてきた子連れOKのフェスへもいくつか行った。悠馬の5歳の誕生日も友達とお台場のビーチでパーティーをして、本当に充実した夏だった。会社員として共働きをしていたら、この10分の1も楽しめなかったかもしれない。単純に考えて遊べるのが週末だけとして、平日働いてる間はせっかくの夏休みなのに子供は預けられて通常運転?ありえないありえない。何年も前に拒否したそんな暮らしはもう想像したくなかった。

Photo by michael podger on Unsplash

去年の秋の子供のコーデ写真をフォルダから探す。今より一回り小さい悠馬が、キッズ用のやわらかいスエードのジャケットを羽織っている。細目のデニムとブーツのコーデは今見ても文句なしにかわいい。去年すごく気に入っていた服だが、悠馬にはもう小さく優希には似合わない。優香はその写真をインスタにアップする。『去年とっても気に入っていたコーデ。もう入らないなんて子供の成長は早すぎる…。』価格、やや使用感があること、そしてMODALAVAのハッシュタグをつけてポスト。すぐにいくつかコメントがつく。『販売は木曜9時からです♡』と返信。このコーデはすぐに売れそうだ。同じ要領で1日1セットをインスタにアップした。普段のコーデや旅行の写真もすぐにいいねがつくが、案外販売予告のポストもみんな楽しみにしてくれているらしい。

夏はまったく仕事はしない。でも、秋からは本気出す。衣替えの準備をしながら平置きコーデでポスト。去年売りそびれた優希のベビーグッズもポストした。これで、秋冬物の購入資金にはなりそうだ。

9月から、いくつかユーズド品が売れ始めると、MODALAVA事務局から案内が来た。スペインで幼少期を過ごした中国人デザイナーの新作ニットウェアの試験販売に協力してほしいとのことだった。詳細を見ると、スペインらしい明るい色使いの中にも、焼き物のようなこっくりとした素朴な風合いが特徴のデザインで、優香の好みど真ん中だった。早速サンプルを取り寄せ、インスタにポストする。こんな仕事をいくつかするうちに、来年の夏を過ごすのに充分な資金は貯められそうだった。

今年はクリスマスも長めに楽しもうかな~。と、優香の家族で過ごすクリスマスの妄想は止まることを知らない。

for every fashion lover -fin.

※本作は事実を元にしたフィクションです。

あなたもユーズド販売から、はじめようファッションキャリア。

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