まじめで不器用で、やさしくてわかりやすくて。

最近じぶんが惹かれる人のパターンがわかってきた。

それは「まじめで不器用で、やさしくてわかりやすい」人。

要は奇をてらったような男性を、わたしは好まないのだ。

もちろん不器用ゆえにイライラさせられることもあるのだけれど、

それでもやたらと器用な人よりも、何倍も信頼ができる。

今思うと、カナくんはとても器用な人だった。

わたしはその器用さを「やさしさ」と勘違いし、

そこからさらにそのやさしさを「愛情」と勘違いした。

それはたぶん、カナくんが今まで会った男性の中で、

ずば抜けて器用な人だったゆえのことだったと思うし、

わたしが父から欲しかったものをカナくんは与えてくれたので、

そこにわたしはものすごい安堵感をおぼえたのも事実だった。

だからこそわたしはカナくんに惹かれ、そしてカナくんを好きになった。

それがじぶんの強い思いこみだったとしても、

少なくともあのころのわたしにカナくんの器用さは必要なものだったのだ。

けれども、器用さというのは、しょせんは付け焼き刃みたいなものなのだ。

だからそれはとてつもなく薄っぺらく、そこには何の中身もない。

それゆえ、わたしはずいぶんカナくんとの付き合いの中で空虚な想いをさせられてきた。

それでもじぶんはしあわせなんだと思いこむことで、

どうにかじぶんを保ってきたけれど、とうとう12年目にして、その限界がきてしまった。

この12年ちょっとの経験は、わたしに余りある経験をさせてくれた。

そしてじぶんがほんとうに好きなのは、けっしてスマートで器用な男性ではなく

まじめで不器用で、やさしくてわかりやすい・・・一言でいったら「誠実」な男性だ。

おそらく多くのW不倫に悩む女性は、この狭間で苦しんでいるのだと思う。

多くの女性が男性に「誠実さ」を求めることは、今さらあえて言うまでのことでもない。

だけれども、W不倫というかんけいは「お互いさま」なかんけいゆえに、

さまざまな理屈で、そうした望みが淘汰されてしまうのだ。

それはなにより、W不倫というかんけいは、男性にとって都合がいいからだ。

これが女性の側が独身となってくると、また話はちがってくるのだけれど、

お互いに家庭がある身である「ダブル不倫」というかんけいは、

よっぽどのことがないかぎり、そこには男性都合のいい関係が形成されることが大半だ。

「ダブル不倫は、おいしいとこどり」なんてことばに、どうか惑わされないでほしい。

そこには男性の誠実さなんて、カケラもないことの方が大半だ。

相手の女性が家庭持ちゆえの、

男性にとっての多くの逃げ場があるのがW不倫の関係なのだ。

とはいえ、もちろん女性の側が独身の不倫に既婚男性のズルさがないとは言わない。

というか、やっぱりそこには既婚男性のズルさがあることの方が大半だろう。

だけれども、W不倫という関係性に於いて、そこには「お互いさま」という前提がある。

最初はどんなに甘いコトバを言ったとしても、

最終的にはそこに逃げ場をつくる男性が大半なのだ。

あなたがそれでいいのであれば、別にかまわない。

だけれども現実には、そうした逃げ道をつくっているがゆえに、

男の身勝手さをこれでもか!!ってくらい出してくる男性が多いのが現実だ。

そこには離婚する、しないというのは関係なく、

ただただそうした「お互いさま」という根底に基づいて、

「誠実さ」とは真逆の言動をとってくる男性が大半なのだ。

それゆえに、女性の側が離婚をすることなんて求めていなくても、

ダブル不倫という恋愛関係に誠実さがみえないことも多いのが現実なのだ。

わたしは誠実な男性が好きだ。

だけどカナくんからは、そうした誠実さを感じることができなかった。

だからわたしはカナくんとの別れを決断したし、

その選択に今もわたしは微塵の後悔もないのです。

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