101個のVeChain スルーズヘイム(オーソリティー)マスターノード選出プロセス開始

Motoya Tsuchida
Apr 16, 2018 · 14 min read

オーソリティーマスターノードとは?

オーソリティーマスターノードはVeChainThorのネットワークを動かしているフルノードソフトウェアと繋がっているサーバのことで、ブロックチェーン全体のコピーを行い続けます。オーソリティーマスターノードはVeChainThorブロックチェーンにおける、ブロックの承認と発行を行うことができる、唯一のフルノードです。

VeChainThorブロックチェーンはProof-of-Authority (PoA)をコンセンサスアルゴリズムとして採用しており、プラットフォームローンチ時点で101個のオーソリティーマスターノード が誕生します。オーソリティーマスタノードの所有者は、身元確認のために本人確認手続きを受ける必要があり、かつ250,000 VET以上保有している必要があり、さらにマスターノード用のサーバスペックと可用性に関して一定レベルの要求を満たさないといけません。さらに重要な事に、オーソリティーマスターノードの所有者は自分の専門分野で、VeChainエコシステムにかなりの貢献をできることを証明する必要があります。 さらに、VeChainのガバナンスモデルに基いて、オーソリティーノードはコミュニティ投票において、最大の投票権を持ちます。

オーソリティーマスターノードには、プラットフォームガバナンスへの参加とVeChainThorブロックチェーンの維持に対して、ネットワークから報酬が与えられます。 VETを保有していることで自動的に生成されるVeThorに加えて、ブロック内でのトランザクションで消費されるVeThorの30%は平等にオーソリティーマスターノードに支払われます。残りの70%はバーンされます。プログラムによって、ランダムにブロックを生成するマスターノードが選ばれるので、VeChainThorのオーソリティーマスターノード間でブロック生成 のために競争を行う必要はありません。

誰がオーソリティーマスターノードを所有できるのか?

VeChainエコシステムの迅速な成長のため、以下の5つのカテゴリーに該当する組織、もしくは個人をオーソリティーマスターノードに指定します。

エンタープライズユーザー

VeChainThorのブロックチェーンテクノロジー普及させるには、エンタープライズユーザーによる採用が極めて重要です。 オーソリティーマスターノードを活用することで、ブロックチェーンアプリを簡単かつ迅速に展開し、顧客にサービスを提供するためのプラットフォームコストを削減することができます。オーソリティーマスターノードによって、エンタープライズユーザーは、ブロックチェーン採用の早期ではとても重要な法定通貨で支払いをしたい顧客のためのサービス手数料のスキームを、柔軟に変更することができます。さらに、オーソリティーマスターノードのオーナーは自身のビジネスニーズにプラットフォームが対応するようにプラットフォームの技術や事業開発に意見をすることができます。

ブロックチェーン開発チーム

ダイナミックなエコシステムには高いクオリティの開発者が必要です。オーソリティーマスターノードは開発者がdAppsやサイドチェーンをVeChainブロックチェーン上で開発して、プラットフォームの改善点を挙げるインセンティブとなります。開発者はオーソリティーマスターノードでクロスチェーンサービスを開発し、運営するために使うこともできます。

事業開発アンバサダー

VeChainThorの機能を活用することで、ビジネス開発アンバサダーは、幅広いレンジでの法人規模での採用を加速させることができます。ビジネス開発アンバサダーは認証されたVeChainソリューションを実装、もしくは法人顧客向けの独自のブロックチェーンソリューションを開発することができます。

コミュニティ貢献者

コミュニティ貢献者は、コミュニティ活動、コミュニティマネジメント、とある分野における専門知識などでVeChainコミュニティとそのエコシステムの成長を積極的に支援します。また、コミュニティ貢献者はプラットフォームガバナンスにおけるコミュニティの感心を代表しています。獲得したVeThorを使って、コミュニティイベントを開催して、VeChainエコシステムをさらに拡大することができます。

アカデミックリサーチパートナー

アカデミックリサーチパートナーはVeChainブロックチェーンの技術的な研究と開発に貢献し、研究目的のためにdAppsのテスト、もしくは実行にオーソリティーマスターノードを活用します。

財団は全ての申請を、各カテゴリーの定義された基準に基づいて、応募を審査し、メインネットのローンチ後に財団が適格だとみなした候補者を段階ごとにオーソリティーマスターノードに指定します。プラットフォームが発展するにつれて、財団がカテゴリーを追加するかもしれません。

財団は全ての適格なオーソリティーマスターノード候補者のリストを保有します。もしも、ノード所有者がオーソリティーマスターノードに必要な要件を満たさなくなったら、待機リストの候補者が代わりにオーソリティーマスターノードの所有者となります。オーソリティーマスターノードの応募プロセスは、適格なパートナーを追加するために継続的に行われます。

オーソリティーマスターノード所有者の基準はなんですか?

以下に記載している基準を満たさないとオーソリティーマスターノードの所有者として適格とは判断されません。

  1. 250,000 VET: オーソリティーマスターノードの所有者は最低でも250,000VETを保有していないといけません。VETはオーソリティーマスターノード内に保管されている必要はないですが、所有者のVeVIDと紐づけされている専用アドレスに保有されている必要があります。もしも、オーナーがVETを送金したり、消費したりして、所有枚数が合計250,000VET未満になった場合、その所用者は不適格となり、待機リストに載っている別の候補者が代わりにオーソリティーマスターノードの所有者となります。
  2. 身元認証済のVeVID : オーソリティーマスターノードに応募する前に、その応募をしている個人、もしくは組織はプラットフォームの認証ユーザーのステータスを表すVeVIDを取るために、VeVIDポータル上のKYC手続を完了させる必要があります。
  3. セキュアで、十分な性能のあるノード環境:
  • LinuxOSのサーバ、もしくは仮想サーバ: マスターノードを独自のサーバか仮想サーバサービスにホストすることができます。私たちの推奨はAWSやマイクロソフトAzureなどのクラウドサービスを利用することです。オーソリティーマスターノードの性能と可用性に関しての要件を満たすために、サーバは以下の表にあるハードウェア要件を満たす必要があります。ビジネス上のニーズに基づいて、プラットフォームが将来的にそのスケーラビリティを強化するために、ハードウェアへの要件が増える可能性があります。

*財団は今後メインネットのローンチまでに、テストで統計情報を得ることによって、特定のハードウェア要件を変更するかもしれません。

  • 専用のIPアドレス: そのサーバ専用の固定IPアドレスが必要です。
  • 安全な環境: サーバは、 Nessus、Qualysなどの業界で有名な脆弱性スキャンツールによって、致命的またはハイリスクな脆弱性がある環境への設置は認められません。財団は導入プロセス中にノード環境の脆弱性テストを実施します。

4. VeChainエコシステムへの貢献:

全てのオーソリティーマスターノード所有者は、これからのステージで構築される、VeChainコミュニティに自動で登録されます。候補者は以下のカテゴリーに挙げられている基準の1つを満たす必要があります。

エンタープライズユーザー:

1) VeChainプラットフォーム上を重要なアプリケーションとビジネスで活用すること

2) VeChainブロックチェーンプラットフォームを活用して、既存のビジネスモデルを破壊して、顧客にサービスを提供すること

3) 同じ業界や規模の企業にとって、参考となるユースケースを作るためのコラボとアドバイスを実施すること

ブロックチェーン開発者:

1) 財団の掲げるエコシステムのビジョンに基づいている、dAppsプロジェクトの開発、もしくは移行を計画すること

2) 分野、地域の法的規制要件を遵守すること

3) 経験豊富なチームと明確な技術、ビジネスのロードマップがあること

4) 大規模なユーザー基盤にまで成長できることを説明すること

5) すでにアプリケーションをローンチしている、もしくはテスト中であることが推奨

事業開発アンバサダー:

1) VeChainThorを大企業が使うことに興味を持ちそうな事業開発機会を生み出すことができる。

2) クライアントのためにVeChainThor上でブロックチェーンソリューションの開発、実装ができる。

3) VeChainThor上に新しいソリューションを実装したい場合は、VeChainの承認が必須

コミュニティ貢献者として応募したい方は最低でも以下の要件の内2つを満たす必要があります。

1) コミュニティマネジメント、コミュニティの開拓、マーケティング、PRなどでコミュニティに貢献することができる

2) VeChainの技術に関連する開発とドキュメントをサポートすることができる

3) 法律、ファイナンス、コンプライアンス、サイバーセキュリティ、プライバシーのような特定分野において、財団とプラットフォームのガバナンスのために専門知識によるサポートを提供できる

アカデミックリサーチパートナー

1) 先進的な技術研究と開発を行う能力を証明すること

2) 次世代のVeChianブロックチェーンテクノロジーの技術開発を促進するためのVeReserchプログラムにおける課題に対して、財団と協力をすること

応募方法とどのような承認プロセスなのでしょうか?

メインネットローンチ前までの応募

初期の応募は250,000VETを2017年12月21日からメインネットのローンチまでにロックした場合のみ可能です。応募は4月11日から開始され、4週間受付しています。応募は以下のフォームからお願いします。

応募フォーム

オーソリティーマスターノード所有者の選抜プロセスは以下の通りです。

  • 応募期日までに、財団の技術委員会と広報委員会が上記の基準をベースに応募を審査して、最適な候補者を選択します。
  • 選抜された候補者は理事会によって承認されます。
  • 選抜された場合、候補者には財団からKYCドキュメント、250,000VETを保有していることの証明とノード用のハードウェアスペックを提供することを依頼します必要に応じて、さらに多くの情報提供を依頼する場合もあるので、ご留意ください。
  • 全てのチェックが完了したら、私たちは候補者に展開プロセスを始めるように連絡します。
  • もしも、財団が基準を満たす候補者を十分に見つけることができなかった場合は、ノードを一時的に将来の候補者のために留保しておきます。

メインネットローンチ後の申請

候補者はVeChainポータルからオーソリティーマスターノードに応募することができます。候補者はまずKYC認証を完了させる必要があり、認証ユーザーのステータスを表すVeVIDを取得します。そして、ユーザーはVeChainポータル内のVeVIDを活用して、オーソリティーマスターノードに応募することができます。VeVIDを取得した後でしか、オーソリティーマスターノードに応募することができません。

オーソリティーマスターノードの承認と展開プロセスは以下の通りです。

  • VeChainポータル上で候補者が必要な情報を提出したら、財団の技術委員会と広報委員会が候補者を審査し、その候補者が適格かどうかを判断します。
  • もしも候補者が適格とみなされたら、承認を貰うために理事会に提出されます。審査と承認プロセスは必要な情報が提供されてから3週間以内に完了します。
  • 理事会による承認を得たら、候補者はリストに追加され、オーソリティーマスターノードに空きが出るのを待つことになります。(以下のセクションにオーソリティーマスターノードを維持するための条件と交代プロセスについて記載しています。)
  • もしも候補者がオーソリティーマスターノードの所有者として選ばれたら、財団から250,000VETを保有していることの証明とハードウェアスペックに関する情報を提供することを依頼されます。他にも必要な情報があれば、財団は候補者にその情報の提供を依頼することがあるのでご留意ください。
  • 全ての確認が完了したら、展開プロセスを始めるように依頼します。(詳細は以下のセクションを確認して下さい。)
  • オーソリティーマスターノードが展開されたら、所有者はオーソリティーマスターノード所有者のステータスを失わないために、財団からの要求を満たし続ける必要があります。

オーソリティーマスターノードに選ばれたら、どのようにノードをホストすれば良いですか?

オーソリティーマスターノード所有者に選ばれたら、財団からVeChainウォレットアドレス、IPアドレス、そしてノード環境の詳細を提供することを依頼されます。財団はノード環境が動作する前に、脆弱性テストを実施します。

財団は詳細な展開手順を提供します。オーソリティーマスターノードの設定にはLinuxとブロックチェーンテクノロジーに関しての基本的な理解が必要とされ、さらに手順にちゃんと従うことができないといけません。ブロック発行プールの一部となるので、さらに定期的なメンテナンスとセキュリティへの細心の注意が必要となります。

マスターノード所有者はさらに合計250,000VETを保有していることの証明とブロック報酬を受け取るアドレスを提供する必要があります。

パフォーマンスチェック

もしもオーソリティーマスターノードの所有者が以下のルールのどれかに違反したら、不適格と判断され、待機リストの中の候補者と交代させられます。

  • 合計250,000VET以下になった場合
  • 24時間以内に3回以上ブロックをノードが発行できない場合
  • ノード環境で致命的、もしくはハイリスクな脆弱性が発見された場合
  • ノード所有者がエコシステムに約束をした貢献を継続できなくなった場合
  • ノード所有者が財団が指定した期間内でソフトウェアをアップグレードさせるのに失敗した場合
  • ノード所有者が投票結果に従うことを拒否した場合
  • ノード所有者がブロックチェーンや他のノードに対して悪意のある攻撃を行った場合
  • ノード所有者がエコシステムに他の被害を引き起こすことに気付いていた場合

* 財団はこのルールをテストやメインネットの運営からの統計情報に基づいて変更する権利を持っています。

財団の技術委員会がオーソリティーマスターノードのパフォーマンスを継続的に監視する責任を負っています。 何らかの違反が発見された場合、技術委員会はオーソリティーマスターノードの所有者に警告を実施し、違反の原因についての尋問を行います。この尋問結果に基づいて、オーソリティーマスターノード所有者が不適格だとみなされた場合、技術委員会は尋問結果と共に規則違反の事実を理事会に報告します。

オーソリティーマスターノードの交代プロセス

理事会が技術委員会からの報告を確認して、違反したオーソリティーマスターノード所有者を不適格と判断したら、交代プロセスが始まります。理事会は、待機リストからランダムに候補者を選出するために、ランダムな番号を指定します。交代プロセスは、理事会メンバーのマルチシグを要求する、スマートコントラクトによって実行されます。スマートコントラクトによって、オーソリティーマスターノードが不適格となったら、確実に新しいノードが追加されるようにします。これによってオーソリティーマスターノードの空白期間を防ぎます。不適格となったオーソリティーマスターノード所有者は6か月間待機リストに応募することができません。

財団の事業開発状況とVeChainエコシステムの戦略的なロードマップを考慮した結果、私たちは将来の戦略、もしくは技術的なパートナーのために、コミュニティを代表して一定数のオーソリティーマスターノードを保有する権利を持っています。

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