WePowerにおけるスマートメーターの役割
本記事は以下の記事の翻訳版です。オリジナルの内容が優先されます。
https://medium.com/wepower/the-role-of-smart-meters-in-wepowers-quest-to-make-the-world-greener-e386da0caf2a
創業からWePowerのビジョンは、デジタルテクノロジーと世界中のコミュニティによって、世界の再生可能エネルギーへの転換を促進するような、グリーンエネルギー取引ソリューションを構築することに集中してきました。WePoweは誰でも新しいグリーンエネルギーの開発に投資できるような機能を創り上げようとしています。しかしながら、WePowerが大きくなると同時に、そのテクノロジーによって可能になることも増えます。
私の名前はHeikki Kolkです。私はCatapult Labsのチーフエンジニアで、かつWePowerのスマートグリッドとエネルギー関連のIoTに関してのアドバイザーを務めています。この記事では、スマートメーターシステムとはどのようなものなのか、そしてそれがどのようにWePowerのエネルギーサービスをデジタルワールドに持ち込むことの助けとなるかを書きます。
スマートメーターとは何で、なぜ必要なのか。
スマート電気メーターはある時間毎の電気消費量を記録して、最低でも1日1回その情報を通信する、電子デバイスです。この比較的シンプルなテクノロジーがあなたのエネルギー消費量が記録される方法を劇的に変えます。エネルギー使用量を毎月電気会社に報告したり、推定エネルギーコストに基づいて請求書を渡されたり、する代わりにスマートメーターによって、電気会社は1日毎の電気消費量を計算することができるようになり、その日、もしくはその時間のエネルギー価格に基づいて、請求することができます。
他にも、スマートメーターシステムによる大切なメリットがあります。
スマートメーターによって、購入した電気を発電した会社とつながることができ、これによって、あなたの好む発電事業者から電気を買うなどの新しいサービスを行う機会を作り出します。
- スマートメーターは私たちそれぞれがどのように電気を使っているかのよりよい理解とエネルギーの最適な使用方法を見つける助けとなり、これによって、電気代を削減することができます。
- スマートメーターによって、市や州、国と言ったレベルでどのようにエネルギーを生産するべきか、そして消費するべきかをより理解できるようになります。これによって、電気システム自体をよりよく管理するようになります。それによって、エネルギーコストが安くなり、さらにシステムの故障をより早く特定できるようになるので、システムが止まる前に修理を行うことが可能になります。
現状、スマートメーターは工場やデータセンター、倉庫やプラントなどの産業系の設備で利用されています。しかしながら、世界中の多くの国では、国全体をカバーするスマートメーターシステムを展開しようとしています。例えばですが、EUでは加盟国2020年までに全国民の80%にスマートメーターを展開することと、さらなるスマートテクノロジーの更なる採用のためのビジネスケースを開発することを目標に設定しました。
WePowerにとってスマートメーターが大切な理由
発電所において、スマートコントラクトのベーシックな機能は、まず透明性のあるエネルギー生産量の計算とスマートコントラクトに必要です。スマートメーターはWePowerにある時間に特定の価値でグリーンエネルギーを購入したと言う事実を透過的に記録し、スマートコントラクトの形で機能的な電力購入契約を創ることを可能にします。これらは、将来のために保有することもできますし、売却して市場に戻すことも可能です。こういったモデルは、現在の電力業界に存在しません。
しかしながら、国全体におけるスマートメーターの採用が増えるにつれて、WePowerは仮想ユーティリティサービスの全体を導入し始めることができます。スマートメーターからのデータはWePowerにデータマネジメントと分析ツールを作ることを可能にします。これらのツールによって、あなたのユーティリティプロバイダーにエネルギーインフラをもっと効率的に管理できるようにします。WePower ではさらに、モバイルアプリが今日のように簡単に新しいサービスを構築できるように、開発者用ツールキットを構築することができます。
WePowerがグリーンエネルギーマーケットに提案するのは、人々と組織がグリーンパワーの取引、投資、交流する方法を新しい次元にするパワフルな新しいツールです。グリーンエネルギーへの転換はこれまでにないほど必要とされています。WePowerによって、再生可能エネルギーによる社会がはるかに早く実現することを確信しています。