「せどりで稼げない」に何を見るか

古本のネット転売、いわゆる「せどり」がニュースになっています。

http://www.asahi.com/articles/ASJCH3CJJJCHUNHB002.html

クーリングオフに関する点はさておき、文章を読む限りでは

・ビジネスでは大半の人が稼げない
・単価の重要性
・情報商材をやる際のリスク

が読み取れるでしょう。

ネットビジネスに限らず、ビジネスはうまくいく方が稀。
経験者でもない限りは稼げないのが普通ですし、稼いでもその詳細な部分については人にバラすことはありません。

また古本という部分について、もし古本だけを扱っていたとしたら単価の低さも稼げない要因になったでしょう。あるいはリスクを取るのを恐れて、安い商品しか手を付けなかったか。

さらに情報商材をやるリスクというのもこのニュースから見て取れます。

大半の人は稼げない

稼ぐ方法を教えてくれるセミナーや商材は無数にありますが、どれをやるにしても大半の人は稼げずに終わります。

人によって情報の受け取り方は違いますし、そもそも本当に稼げるのであればその細部まで丁寧に教えるということもないでしょう。

だからこそうまくいった人は大きく稼ぐことができますし、稼げる稼げないがハッキリと分かれます。

キーワードや商品の探し方がわかっているのならまだしも、モノやサービスそのものを売るというのを経験していない人が情報商材の購入者のマジョリティなわけですから、一回で稼げるほうがめずらしいです。

稼いでもその方法をバラす人はいない

あなたが始めたビジネスがうまくいったとして、はたしてその詳細を公開するでしょうか?言うとしても大まかな部分だけで、具体例とかノウハウの先端部分は言わないはずです。

ノウハウが商材として売られるタイミングというのは、ノウハウの開発者が賞味期限だと感じたからそのタイミングで売るのであって、何の考えもなしに売ることはありません。

ノウハウが出てきたときには販売者が十分に稼ぎ、そろそろノウハウが使えなくなってきたという時点で最後の収穫にかかるパターンが普通です。

せどり用の機材も製作者からすればもう使えないと感じたときに売り出されるのであって、その前の段階で製作者はたくさん稼いでいます。

商材やツールというのは稼ぎきったからこそ売られるのであって、稼いでいる最中には出回ることはありません。

単価の重要性

古本を安く仕入れて売る。
これ自体は誰でも思いつきますし、「安く売って高く売る」を体験するには手っ取り早いです。

しかしながら古本「だけ」を売っていても、あまり儲けることはできないでしょう。
なぜなら単価という障壁があり、大きく稼ぐためには扱う桁を大きくしていく必要があるからです。

利益が数百円の商品と、利益が数千円、数万円の商品。
同じ時間・同じ数だけ売るとしたら、後者の方が圧倒的に効率がいいでしょう。

稼げないパターンの定番のひとつとして「情報の受け取り方を間違える」というのがありますが、安い商品だけを扱うのはその典型です。

単価を上げてひたすら数をこなす

安いものだけ売っていても、効率が悪すぎてあまり稼げないでしょう。
安売りは時間のムダであり、大きく稼ぐとなったらどこかで単価の大きいものにシフトする必要があります。

件の稼げない記述については、

・リスクを恐れて安い商品しか扱わなかった
・ニッチすぎて売れない商品を選んでしまった
・単純に数をこなしていない

ことが原因として考えられます。

リスクが小さければリターンも小さくなるのは、あらゆる物事における普遍的法則。濡れ手に粟のような話が一般人に持ち込まれることは普通ありません。一般人に儲け話が持ち込まれるとしたら、どこかで損をするのが前提になっているのです。

ニッチすぎる商品も稼げない原因になり、一般化すれば顧客が少なすぎるということになります。ビジネスは顧客が命であり、顧客がいれば売れる、顧客がいなければ売れない。ニッチさもほどほどにしておかないと、顧客不足という問題が出てきます。

また単純に数をこなしていないのも、稼げないことの原因として考えられます。
稼ぐ上では正しい方法で量をこなし、ひたすら作業していくのが欠かせません。しかしながら多くの人は作業量をこなしませんし、一定の作業量を毎日コンスタントにこなすということもありません。

リスクを取らずして莫大なリターンが得られることがあるでしょうか?
一般人が数をこなさずして稼げることがあるでしょうか?

稼げないパターンはビジネス全般においてある程度共通しており、稼げないパターンには上に挙げたような点が頻繁に見られます。

情報商材におけるリスク

件のニュースからは、情報商材を売るリスクも読み取れます。

情報商材を売るうえではウソを言ってはいけませんし、あまりにも購入者から反感を買いすぎるとニュースのように事件になってしまいます。

商材やツールを売ることにおいてもバランス感覚は重要で、あまりにも横暴な印象が強いと購入した人から苦情が出て大炎上。

PCデポは情報商材とは違いますが、あの稼ぎスタイルで上場というのは不味かったとしかいいようがありません。

バランス感覚が必要

ビジネスにおいてバランス感覚は重要で、いわゆる顧客との駆け引きです。

売る側が消極的になってしまっては稼げませんし、かといって積極的になりすぎると誇大広告のようになってしまい、事件化してしまう。

そのあたりの調整がむずかしいのですが、商売をやるうえでは避けては通れません。

情報商材についてはただでさえアヤシサ満点で社会からの風当たりが強いですし、稼げない人のほうが多いわけです。

だから商材ビジネスはある意味でマーケティングの問題といえ、一般人から見たときに搾取している感が出すぎると騒ぎになってしまいます。

まとめ

稼げない場合には理由があり、「なぜ」を突き詰めることがビジネスには欠かせません。

たとえ副業といってもビジネスに変わりありませんし、量をこなす、正しい方法で取り組むなど、やるべきことは普通の商売と同じです。

稼げないことを経験し、そのうえで修正して再度取り組んでみる。ひとつでもビジネスを真剣に取り組んでみれば応用でカバーできる部分も多く、マーケティングやクロージング、リサーチなど、使いまわせる部分は多数あります。

商材についても既にビジネスをやっている人が読む場合では、その効果がかなり違ってくるでしょう。「騙された」と騒ぐこともないはずです。