上海視察旅行記(移動手段編)

Nakahara Kunehito
4 min readSep 22, 2017

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Facebook上ではいくつか紹介しているけど、どんな感じで日常にテクノロジーが浸透しているのか紹介していく。まずは日常の足から。

(ちなみに今回の本当の目的は物流事情の調査ですよ!それはマニアックだから皆が興味を持ちそうなことだけ書いてるよ!)

まず、シェアバイク想像以上にありすぎ!!!

黄色がofoでオレンジがmobike。物量でいえば、ofoが押している感じ。本の数ヶ月前で各色入り乱れ、最後は色が足りなくなって虹色の自転車が登場するくらい群雄割拠だったらしいのだけど、今はこの2社でマーケットの50%を取ったのだとか。巨額の資金調達とそれを物量に転換してマーケットを飲み込んでいくのは、まさにキングダムの国のスタートアップだな。

聞いた話だと、停める場所も未整備だったのが、2社に絞られてきたタイミングで行政もルール決めを初めて、一気に整備が進んだとか。

まずは自由にマーケットが作らせて、競争の下、群雄割拠して、サービスもブラッシュアップさせる、そして市民にも受け入れられ、勝者が明確になり始めると、一気に行政もルールを整備するっていう。

この辺の対応を見てると共産主義の名の下、誰よりも資本主義を信じてる気がする…。

さて、どの程度日常化しているのか。

通勤通学のための自転車はもはやほぼシェアバイク。

買い物帰りのおばちゃんの足もシェアバイク。当然使うために、老若男女スマホを使っている。

野菜を買った帰りのちょっとした移動にも。

日常に溶け込ませるためには物量とともに、こういった庶民が迷わず使えるUI設計がまた大事なんだろうなと。

ボタンってこれしかないし、これを押すと、QR読み取りが起動する。シンプル。

そして、旅行者の足としてもう一つ欠かせないのはタクシー。これは、DiDiと言う配車アプリを多用した。アプリの紹介自体はこちらの記事でしているが、中国版Uberだ。

この通り、どこにでもウロウロしていて、時間帯によるようだが、比較的すぐに捕まる。

ほぼUberな使い勝手。車種とナンバープレート情報は上記のように表示されるので、それで見分ける。

流しのタクシーがたとえ目の前に来ていても、スマホ片手に自分がDiDiで呼んだ車を待つ人達。ちなみに、ローミングの接続が不安定になって、一度だけ流しのタクシーを利用しようとしたら、日本人か?と聞かれたあとに、法外な料金を提示され僕は怒って降りた。

旅行客に限らずこういうことがあるとしたら、そりゃ明瞭会計かつ、ドライバーの評価が可視化されているこちらのサービスを使うわな…。

電池がなくなってきたのでモバイル決済は別エントリーで

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