上海視察旅行記(準備編)

Nakahara Kunehito
8 min readSep 21, 2017

上海に行く前にやっておきたいこと

今回上海旅行に行くにあたって、多くの方から、どんな準備をしていったか質問を頂いたので、まとめておこうと思う。

  1. 香港simを買う
  2. 予備バッテリーを準備する
  3. VPNの契約する
  4. 必要なアプリを入れる
  5. 出来ればあると良いデュアルsimのAndroid端末

では、順番に説明していく。

  1. 香港sim
    中国はグレートファイアウォールと呼ばれるファイヤウォールで、Google、Facebook、LINEなど日本で日常的に使っているサービスに規制がかかっていて、繋がらない。
    そこで準備しておきたいのが香港sim。香港simは中国全土のローミングに対応していて、香港を経由地として、インターネットにつながるため、上記サービスすべて使える様になっている。(今のところ)
これで2G 使える。

香港simは日本のAmazonで購入できる。

使い方は簡単でsimフリーのスマホに入れるだけ。特にAPNの設定も僕の場合必要なかった。

一つ注意したいことは、中国国内でこちらのsimだとSMSが届かないこと。こちらに関してはアプリの設定のあたりで後述する。

2.予備バッテリーを買う
上海はスマホがあって初めて超快適に過ごせるが、あらゆるものがスマホアプリに依存するため、バッテリーの消費が恐ろしく早い。街中で皆スマホは充電しながら歩いている。スマホを出来れば2回分くらい充電できる容量だと良いと思う。一台をホテルで充電して、一台を持ち歩く感覚で、二台あるとローテーションできて便利だろう。

僕はこれをもっていった。22,000mAhあるので、さすがに重たいけど、安心感。

3.VPNを契約する
香港simを購入するのと同じ理由で、出来ればVPNも契約しておきたい。香港simだけにたよっているとあっという間にギガが足りなくなるからだ。
VPNを設定しておくと、ホテルその他のwifi環境でも殆どの場合Facebookその他のサービスにアクセスできるようになる。
1ヶ月以内であれば、無料で使えるVPNもあるのでそちらを設定しておくと良いと思う。僕は以下のセカイVPNを利用した。
https://www.interlink.or.jp/service/sekaivpn/

3. 必要なアプリを入れる

旅行に必要なアプリを入れ、国内でアクティベート出来るものはアクティベートしておく。実は、前述の香港simだが、SMSの受信が出来ない。中国の多くのアプリはSMSを用いた認証を求めてくる。現地に行ってしまうと香港simだけではアクティベート出来ないアプリもでてきてしまうので、国内にいるうちに準備しておくと快適に旅がスタートできる。

  1. Wechat

定番のチャットアプリ&決済アプリである。
https://www.wechat.com/ja/
実は日本からちゃんとpaymentまでアクティベート出来る。方法については、下記のサイトが詳しいため、詳細は割愛する。
http://shao.hateblo.jp/entry/wechat-pay-for-japanese
paymentのアクティベートが送金が必要な方は、個人的に頼んでもらえば送金する。
なお、現地でのチャージは銀行口座が必要になってくるため、口座を作らない場合は、現地の友人などに現金を渡して、その分送金してもらうなどの裏技が必要になる。

2. 滴滴出行(DiDi chuxing)

いわゆる中国版Uber。実際にUberと熾烈な競争をした結果、DiDiがUber chinaを吸収してしまったというあれ。こちらと日本のSMS認証と、日本のクレジットカードで登録できてしまうので、ぜひ国内にいるうちに設定しておきたい。空港から使えば、もはや現金一切使わない上海生活がスタートできる。

タクシーとその他登録ドライバーを手配できるのだけども、本当にそこらじゅうにウロウロしていて、だいたい5分以内で到着する。中国語が出来なくてうまく住所など伝えられない旅行者にとっては、大変ありがたいアプリ。
Uberを吸収したためか、アプリはほとんどUberと使い勝手は変わらない。

ちなにみ、タクシードライバーと料金交渉したりする手間もないため、多くの現地人ももはやこちらで配車している様子だった。

3. mobike

シェアバイクサービスのmobikeとofo。各サービスの日本上陸やメルチャリでも話題になっているシェアバイクサービスのアプリ。ofoは中国国内の電話番号がないと上手くアクティベートできなかったが、mobikeは日本進出を進めてるためか、日本国内にいるうちにアクティベート出来た。どちらのサービスも決済は日本のクレカでいける。気軽に乗れて楽しいので、少なくともmobikeだけでもアクティベートしていくと良いと思う。

https://mobike.com/global/

ちなみに、DiDiよろしくこんな感じで溢れかえっている。後ほどまた書くけれど、台数はofoの方が優勢に感じた。使い勝手はほぼどちらも同じ。ノリたい自転車のQRを読み込んで解錠して、おりたら施錠するだけ!

4.地図アプリ

香港simを入れておけばGoogle Mapsが使えるものの、ローカル地図アプリを入れておくと、詳しい交通情報並びに周辺の飲食店の情報など充実した情報が手に入る。これもSMS認証があったりするので、先にやっておくと便利。有名なのは百度の地図だけど、個人的には高徳の地図の方が交通情報など充実していて便利だった。

http://m.amap.com/

中国らしいのは、徒歩以外にも自転車での距離も出してくれるところ。mobikeやofo使おうと思うとこれも地味に便利だった。高徳地図のナビは起動してないけど、リン・チーリンの声らしい。

5.050 plus

必要に応じて国内simのローミングを利用して通話するのもありだけど、国際電話は高くつくと思うので050plusなどのIP電話アプリを入れて置くとデータsimだけでも通話できて便利。音声も途切れることなく明瞭で、見た目とUIはともかく、使えるアプリだった。現地で通話を想定する人は契約したうえで、日本の電話番号から、050plusへ転送設定しておくと良いと思う。
http://www.ntt.com/personal/services/phone/ip/050plus.html

中国のアプリに慣れてしまうと、なんとも残念なUIだなぁと使いながら思ったアプリでもあった。(悪口)

5.出来ればあるとよいデュアルsim対応のAndroid端末

何度もsimの話に触れているが、実はsimカードは複数使えるととても便利なことが判明した。通話のための電話番号を温存しておこうと思うと国内simのローミングは残したい、けれど通信は香港simのデータ利用したい。もしくは、僕がそうだったのだが、諸々のSMS認証をするために結局現地simをSMSと通話用に。データは香港simと言ったように使い分けをするのに大変便利。

僕は、もともともデュアルsimの端末だったので、恩恵に預かれたが、iPhone組は結構simの入れ替えが面倒そうであった。現地では高性能なAndroid端末がiPhoneの半額以下で売っていたりもするので、買ってしまうのもありかもしれない。

日常生活にどのように溶け込んでるかは次のエントリーから紹介していく。

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